静岡市で太陽光を検討している方から
工務店で太陽光の契約もしないとダメ?
と質問がありました。
結論、工務店/ハウスメーカーで決める必要はありません。
下請け業者に説明・工事を丸投げしているにも関わらず、
利益だけを享受しよう
と考えている工務店/ハウスメーカーは少なくありません。
同じシステムであるにも関わらず工務店/ハウスメーカーを通すだけで価格が
1.5倍
になることもあります。
今回は新築屋根への太陽光設置について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
工務店/ハウスメーカーは家のプロ
基本的に工務店/ハウスメーカーは家のプロではありますが
太陽光のプロではない
です。
大体提携している太陽光販売店の存在があり、説明や工事に関しては
その販売店に丸投げ
しています。
実際、工務店/ハウスメーカーに太陽光の説明を求めると
チンプンカンプンな回答をされた
という声を頻繁に聞きます。
地場の工務店ではあまり聞かないですが、CMを打っている大企業の場合は
自社
で家づくりから太陽光設置、全体のアフターフォローまで行っていることがあります。
この場合は会社に太陽光の設計士がいるため、太陽光の質問をすると真っ当な回答が返ってきます。
地場の工務店でも自社設計士がいることがあります。
太陽光の説明/工事は下請け業者が担当
稀に
下請け業者=工務店/ハウスメーカー経由でないと太陽光を販売していない
と思われている方がいます。
実際のところ、自社で
■ポスティング
■反響営業
■電話営業
をかけ、工事をしている販売店は多いです。
そのため、太陽光の販売実績に関しても申し分ない場合もあります。(例外もあります)
通常の販売店であれば、
販売店とお客さんの直接契約
になるため、お客さんに見積提示します。
しかし、工務店/ハウスメーカーが間に入ると、
お客さんと工務店/ハウスメーカーの直接契約
になるため、工務店/ハウスメーカーに見積提示します。
工務店/ハウスメーカーは販売店から提示があった見積に利益を乗せるため、通常購入するよりも
高い価格でお客さんに見積提示
することになります。
どこが入口になるかで価格は大きな差が開きます。
工務店/ハウスメーカーが乗せる利益
私が働いている会社では多くの工務店/ハウスメーカーの下請けに入ってきたため、
どこがいくらと伝えることが可能
です。
考え方は会社によって様々ですが、大きく
①一律○○円
②税抜価格の5%
③税抜価格の3割(÷0.7)
の3パターンに分かれます。
①・②に関してはまだ優しいですが、③に関しては価格が大きいと尋常ではない額です。
意外なことに大企業が①・②寄りの考え方で、
地場の工務店が③の考え方
であることが多いです。
価格比較サイトで見つけた販売店で契約をすれば150万円だった工事費が、工務店/ハウスメーカーに話を聞いたばかりに
200万円になった
というのは珍しくありません。
設置後に何か問題が起こった場合、問い合わせ先は
工務店/ハウスメーカー
です。しかし、実際に訪問するのは販売店です。
販売店の規模が大きければ些細なことがあっても忖度云々で関係性を維持しようとしますが、規模が小さければ工務店/ハウスメーカーの理不尽な発言で関係性が途切れます。
工務店/ハウスメーカーが対処できなければ、最終的に実害を被るのはお客さんの方です。
相手をよく見極めるのが吉です。
唯一の懸念点は屋根保証
上記は屋根・外壁、土台・基礎などに欠陥があった場合に補修しなければならない
瑕疵担保責任
の対象箇所を示した図です。
工務店/ハウスメーカーはこの責任期間が
10年
あります。
新築を建ててから10年間については
どこかに穴を開けていない限り
何かトラブルが起きた際の窓口は工務店です。
屋根材によっては太陽光を設置するのに
(屋根に対して)穴を開ける
必要があります。
穴を開けると
屋根保証が消える
ため、この点に関しては要注意です。
工務店/ハウスメーカー側の保証が消えるだけで、
太陽光側で新たに屋根保証がつく
ため状況は変わりません。
価格を取るのであれば他社設置がおすすめです。
最後にひとこと
今回は「新築で太陽光を設置する場合、工務店/ハウスメーカーで契約する必要がない」という点について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。