静岡市でオムロン蓄電池を検討している方から
AIはどこから情報を取っているの?
と質問がありました。
メーカーによっては一部異なる可能性がありますが、オムロンは
気象庁
からデータを取得しています。
翌日の天気を事前に知り
■翌日が晴れであれば蓄電池への充電を50%
■翌日が雨であれば蓄電池への充電を100%
といった動きを勝手に行ってくれます。
今回は蓄電池のAI機能について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
AIの具体的な動き
一般的にAIと聞くと情報処理能力が高く色々やってくれそうなイメージがあります。
しかし、蓄電池でいうAI機能は翌日の気象情報を収集して
夜間の充電量を調整してくれる機能
のことを指しています。
蓄電池は
①発電した電気を溜める
②深夜電力を購入して溜める
の2通り、充電方法があります。
②深夜電力を購入して溜める場合、深夜電力を購入することで
昼間に高い電気を購入しなくてよくなる
ことがメリットです。
しかし、パネルが多く発電する時期で夜間に
充電MAX
になっていた場合、翌日の早朝にパネルが発電した電気については蓄電池に溜まらず
すべて売れる
計算になります。そうなると非常にモッタイナイです。
翌日が晴れる想定であれば、深夜に蓄電池に溜める電気の量を50%までに止めてくれるというのがAIの機能です。※オムロンの場合
充電量の上限は16.4kWh/9.8kWh/6.5kWhの3種類が50%、12.7kWh/6.3kWhの2種類が100%です。
AIのデメリット
メリットがあればデメリットも存在します。
それはAIが引っ張ってくる気象庁のデータが
間違っている可能性がある
ことです。
気象庁が出している情報であるため、
信用性が高い
のは言うまでもありません。
しかし、気象庁が出している情報も
人間が予想をしている
ため必ずしも合っているわけではありません。
とある日の夕方の天気予報で「明日が晴れ」と言っていたとします。この場合、翌日が晴れであるため、深夜に蓄電池に溜める電気の量は50%で止まります。
しかし、翌日になると雲行きが怪しくなり雨が降り出しました。
蓄電池には50%しか溜まっていないため、この50%をすべて使い切ってしまうと昼間の高い単価で電気を購入しなければなりません。
AI機能がついているとこのような状況になる可能性もあります。
上記のようなことが起こる可能性があるため
AI機能がついているから安心
とは言えないです。
冒頭でもお伝えした通り、オムロン蓄電池には
AI機能が内蔵
されています。
いらないから外すというオプションは存在しないため蓄電池検討時は慎重にしてください。
モノは使いようです。
蓄電池にAI機能がついているメーカー
蓄電池にAI機能が付いているメーカーは、オムロンのほかに
■長州産業(スマートPVマルチ)
■NFブロッサムテクノロジーズ(スマートスター)
■ニチコン(トライブリッド)
■長府工産(トライブリッド)
と複数存在します。
なかには
■シャープ:HEMSを追加したら
■京セラ(エネレッツア):ハウスマイルネットワークに登録したら
といった条件付きでAI機能が使えるメーカーもあります。
AI機能が付いていないからダメ
という訳ではありません。
そのため、ご自身の状況にあわせてAI機能が必要なのかを検討してみてください。
具体的に
■2世帯・3世帯で日常生活での使用電力量が多い家庭
■自宅兼店舗で早朝から電気を使う家庭
の場合だとAI機能を付けない方が理想的な使い方ができる可能性が高いです。
シャープ・京セラであればAI機能を付ける/付けないが選択できます。
最後にひとこと
今回は「蓄電池についているAI機能」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
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