太陽光を検討している方から
太陽光と一緒に電気自動車を充電するための200vコンセントをつけてほしい
という要望が出ました。
■200v充電コンセント
■V2H
上記の2つとも電気自動車に対して充電できる機械であることは変わりないです。
しかし、V2Hから可能な限り機能を減らして、安くしたものが
200vコンセント
と思われている方もいます。
正確には
■200v充電コンセント:電気を購入して充電する機械
■V2H:太陽光が発電した電気を充電、あるいは電気自動車に溜まっている電気を自家消費に充てることができる機械
です。
今回はこの200v充電コンセントとV2Hの違いについて解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
200v充電コンセントについて
200v充電コンセントの場合は、屋外コンセントを
駐車場の壁あるいは塀に取り付けて使用
します。そこから電気自動車まで充電コネクターを伸ばし、充電します。
200vコンセントから充電する際は
電力会社から電気を購入している
ため、電気代がかかります。
電力会社にもよりますが、ガス併用プランの場合、月の始めは安く、月の終わりは高くなります。
オール電化プランの場合、昼間は電気単価が高く、夜間は電気単価が安いプランを使用している場合が多いです。
そのため、仕事終わりの
夜間に充電する分には安い単価で充電が可能
です。
昼間に充電すると割高な電気で充電
することになるため、電気自動車充電スポットを活用することでうまくやり繰りができます。
上記は日産が行っている電気自動車の充電料金案内です。
日産以外にも規模が大きいサービスエリア、イオンやららぽーとといった商業施設にも充電スポットが増えてきました。ぜひお気に入りの場所を見つけてください。
隣接している商業施設で買い物をしたら充電が安くなるといった特典がついているお店もあるので探してみてください。
V2Hについて
V2Hの場合は、本体を地面に設置して
V2H本体から充電コネクトを伸ばして使用
します。太陽光が稼働している日中であれば
発電した電気を溜めることができる
ため非常に経済的です。
■夕方以降に充電する場合
■充電時に雨が降っている場合
については200vコンセントと考え方は同じです。
V2Hの場合は発電した電気を充電できること以外に
電気自動車に溜まっている電気を家に放電することも可能
です。雨天時に自家消費が多くても電気自動車に電気が溜まっていれば、その電気を自家消費に充てることも可能です。
ディーラーにV2Hが紹介されているチラシが置かれている場合もあります。
V2H単体ではなくトライブリッドシステムであればメリットが多い
先ほどV2Hの説明をした際、
■夕方以降に充電する場合
■雨が降っている場合
の充電については200vコンセントと考え方は同じとお伝えしました。しかし、これを覆せる商品が存在します。それが
トライブリッドシステム
です。トライブリッドには三位一体という意味があり、太陽光・蓄電池・V2Hがまとまったシステムのことを指します。
■パワーコンディショナ:太陽光の電気を変換する機械
■ハイブリッド パワーコンディショナ:太陽光と蓄電池の電気を変換する機械
■トライブリッド パワーコンディショナ:太陽光と蓄電池とV2Hの電気を変換する機械
蓄電池が市場に出回った際には太陽光と蓄電池の電気を変換できる機械としてハイブリッドパワーコンディショナが脚光を浴びました。
そして、その進化系であるトライブリッドパワーコンディショナが市場に出回ったことによりV2H市場が活発になりました。
トライブリッドシステムがあると、
■日中太陽光が発電した電気を蓄電池に充電
■夜、電気自動車が帰ってきたとしても電気を買わずに蓄電池から充電
ができます。
蓄電池がなければ自家消費して余った電気は売電に回ります。
しかし、蓄電池があれば余った電気を蓄電池に溜めることができます。
そのため、その日に太陽光が発電していなくても、蓄電池に電気が溜まっていれば電気自動車に充電することができます。
トライブリッドシステムがあったとしても、梅雨シーズンのように連日雨、あるいは自家消費に多く電気を回していた場合は
電力会社から購入しなければならないことがある
ため注意が必要です。
新しい商材には市町村の補助金が出ます。ぜひ補助金を有効活用してください。
最後にひとこと
今回は「200v充電コンセントとV2Hの違い」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。