太陽光を検討している方から
太陽光以外に環境に貢献できるものはないの?
と質問がありました。
結論、あるにはあります。
しかし、比較的手を出しやすい価格帯の再生可能エネルギーは
太陽光のみ
となります。
今回は太陽光発電がどれくらい環境に貢献しているのかを解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
再生可能エネルギーはざっくり5種類に区分けされる
再生可能エネルギーはざっくり
■太陽光発電
■風力発電
■バイオマス
■水力発電
■地熱発電
の5種類に区分けされます。
厳密に言うと、太陽熱や空気熱といった熱を利用するものも含まれます。
上記と同じく「〇〇発電」と呼ぶものに火力発電があります。
火力発電は
■石油
■石炭
■天然ガス
といった化石燃料を燃やして発電を行っているため、自然界のエネルギーを直接使っているわけではありません。
そのため、再生可能エネルギーには含まれていません。
化石燃料は
使えば使うほど減る資源
です。
日本は化石燃料に大きく依存しており、電気の多くを火力発電で賄っています。
2018年末時点での話になりますが、石炭に関してはあと132年もつ計算です。
しかし、石油に関しては残り50年しかもたないと言われています。
そのため、化石燃料に変わるエネルギーとして、自然の力を使って発電をする再生可能エネルギーが注目されています。
一番身近な存在である太陽光発電を設置すると、
発電した電気をダイレクトで使用することが可能
です。
そのため、発電所を通さずに電気を創っていることになります。
太陽光を設置すると小さな発電所を作ることができます。
再生可能エネルギーの価格帯
太陽光発電については2024年現在、
25万円/kWが平均値
と言われています。
5kW設置するのであれば5kW×25万円=125万円(税抜)という計算になります。
もちろん、メーカーや容量によっても前後します。
そのほかの再生可能エネルギーについては以下の通りです。
■風力発電:22万円前後/kW ※日本風力開発株式会社様_FAQから引用
■バイオマス:100万円前後/kW ※バイオマスエナジー様_バイオマス発電投資をする前に考えるべきことから引用
■水力発電:200万円前後/kW ※ やるなら今!太陽光発電投資のススメ様_水力発電投資とはから引用
■地熱発電:80~120万円/kW ※タイナビ発電所様_地熱発電投資は何年で投資回収できる? メリット・デメリットを解説から引用
パッと見ると、太陽光発電よりも
風力発電の方が安い
ことに気づきます。
しかし、風力発電は太陽光発電のように
〇kW
とピンポイントで設置することができません。
1基が大体1,500~2,000kWなので、3.3~4億円という費用が必要になります。
どれも個人が設置するというよりは法人向けになります。
ちなみにバイオマスは1基2,000kW前後であるため約20億円、水力発電(マイクロ)は1基1,000kWであるため約20億円、地熱発電は1基15,000kWであるため約120~180億円必要になります。
ホームセンターに行くとDIY用で小型の水力発電や風力発電が販売されていますが、この大きさだと創れる電気の量が少ないため売電できません。
太陽光発電以外がお手頃価格になるのは何年後か分かりません。
太陽光発電の環境貢献度
最近は光熱費の削減にスポットライトが当たっていますが、太陽光市場が始まった当初は
■地球環境に貢献できるから
■発電所の電気を使いたくない
といった理由で設置を決めていた方が多かった印象です。
太陽光発電を3kW設置_年間3,000kWh発電した場合、
■1年間に22,239枚のレジ袋製造・焼却時に発生するCO2の排出削減
■1年間に142本の木が二酸化炭素から酸素に変えてくれる力
■日本一周約7,300kmをドライブするときに使うガソリンの量
に匹敵するくらいの貢献が可能です。
検討の際にはシミュレーション結果や経済効果に目が行きがちですが、実は自然環境に対してもすごく効果を発揮してくれます。
最近では太陽光を設置するだけでSDGsの7番・13番が達成できます。
地球環境に興味がある方もぜひ太陽光を検討してみてください。
約10年前は重くて屋根に負担が掛かるから…という理由でパネルを載せない割合の方が多かったです。
最後にひとこと
今回は「再生可能エネルギー」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。