長州産業で太陽光と蓄電池のセットを検討している方から
どちらの蓄電池の方がいいの?
と質問を受けました。
そもそも1種類しか選択肢がなければ迷うことはないのですが、長州産業は
■スマートPVマルチ(オムロン製蓄電池のOEM)
■スマートPVプラス(ダイヤゼブラ電機製蓄電池のOEM)
の2種類、蓄電池の用意があります。
太陽光と蓄電池を同じタイミングで導入するのであれば、
どちらもおすすめ
です。
しかし、FIT期間が終了しておらず、単機能型で蓄電池を検討しているのであれば単機能型の用意がある
スマートPVマルチ(オムロン製蓄電池のOEM)
がおすすめです。
スマートPVプラス(ダイヤゼブラ電機製蓄電池のOEM)はハイブリッド型しかありません。
今回は長州産業ブランドの蓄電池について解説します。
じゃ、レッツゴー!
スマートPVマルチのカタログにはオムロン製蓄電池の記載
これはスマートPVマルチのカタログです。
こちらは
オムロンが出している蓄電池のOEM商品
です。
「長州産業のカタログ左下」と「オムロンのカタログ上部」に似たような形状のものが写っていますがこれが蓄電池です。
オムロン製の蓄電池は容量が
■6.5kWh(定格出力:5.9kWh)
■9.8kWh(定格出力:8.8kWh)
■16.4kWh(定格出力:15.4kWh)
の3種類に分かれてます。
型は単機能型/ハイブリッド型、範囲についてはも特定負荷/全負荷対応といった具合にすべて対応可能となっています。
そのため、
■新規で太陽光+蓄電池を導入検討している方
■既に太陽光が設置済みで後付けで蓄電池を導入検討している方
の両者におすすめできる蓄電池です。
オムロン製の蓄電池はモニターというものが存在せず、基本的に
自身が持っているスマホやパソコンの画面がモニター代わり
となります。
蓄電池設置工事の際に上記のマルチ蓄電システム用ゲートウェイという機器を分電盤周辺に設置します。
この機器がお客さん宅のwifiを介してスマホやパソコンに情報を飛ばします。
他にもHEMSの追加機器なしで翌日の天気予報を受信してくれる機能もあるので、家の状況に合わせて
蓄電モードの変更をするのが面倒
という方におすすめです。
ただ、こちらのページでも説明している停電時自立出力が
■単機能型:2.0kW
■ハイブリッド型:4.0kW
であるため、停電時に多くの家電製品を使いたい(具体的には電気使用量が4.0kW以上)と考えている場合には不向きとなります。
設置終了後に情報が飛んでこなくなった、新しくネット環境を整えたら数値がおかしくなったという連絡が頻繁に入ります。ネット通信に不安がある方についてはオムロン製の蓄電池はおすすめできません。
スマートPVプラスのカタログにはダイヤゼブラ製蓄電池の記載
これはスマートPVプラスのカタログです。
こちらは
ダイヤゼブラ電機が出している蓄電池のOEM商品
です。
「長州産業のカタログ右下」と「ダイヤゼブラ電機のカタログ右上」に似たような形状のものが写っていますがこれが蓄電池です。(長州産業のカタログは斜めから撮っているので分かりづらいですが同一のものです)
ダイヤゼブラ電機製の蓄電池は容量が
■7.04kWh(定格容量:6.2kWh)
■14.08kWh(定格容量:12.4kWh)
の2種類に分かれています。
こちらに関してはオムロン製蓄電池と異なり、ハイブリッド型の全負荷にしか対応していません。
そのため、
■新規で太陽光+蓄電池を導入検討している方
■FIT終了した後に長州産業の蓄電池を導入検討している方
におすすめです。
ダイヤゼブラ製の蓄電池はオムロン製と異なり、
モニターの用意がある
現状です。
ただ、モノクロ表記となりますので、
■管理モニターをほとんど見ない
■蓄電モードだけ変えられるのであればいい
という方におすすめです。
停電時自立出力に関しては5.5kWまで対応可能ですので、
停電時に200Vコンセントを使用するエコキュートやエアコンを使いたいと思っている方
におすすめできます。
業務用冷蔵庫や床暖房といった、意外に消費電力を使うものを持っている方にもおすすめです。
最後にひとこと
今回は「長州産業のラインナップに入っている2種類の蓄電池」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。