富士市で蓄電池を検討している方から
太陽光用のモニターが付いている場所に蓄電池用のモニターを設置することは可能?
と質問がありました。
結論、
場合によるため非常にグレー
です。
新築時は壁を貼る前に自由に配線を引くことが可能ですが、既築は
既に壁が出来上がっている状態
であるため希望している場所まで配線を引くことができるかどうかはお家の構造によって異なります。
詳しくはこれから解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
モニターの設置場所は基本的に配線が集中している壁
上記の写真のお客さまは
新築で長州産業の太陽光+京セラの蓄電池を設置
しました。
設置したのが太陽光発電のみであれば壁付けではない卓上タイプのモニターになります。
今回は同時に蓄電池も導入していただいたため、
蓄電池のモニターに太陽光の情報も表示することが可能
となりました。
写真右側に付いているのがモニターです。
発電モニターについてはこちらのページでも解説しています。
同じ画角に
■蓄電池モニター(写真右側)
■インターフォン(写真左側)
■スイッチ(写真左下)
が収まっています。
インターフォンや電気のスイッチなど多くの配線が集まる壁であれば、壁自体が厚めに作られているのでモニターの配線を引いたところで大して問題が起こりません。
しかし、見やすさ重視でココがいい!と指定した場所の
■壁が薄い場合
■壁の裏側が外の場合
は設置ができません。
既築で可能性が高い場所は
■分電盤の近く
■蓄電池用パワーコンディショナ設置位置の裏あたり(屋内)
となります。
まさしく太陽光モニターが付いている位置が上記のどちらかということであれば、蓄電池モニターも希望の場所に付く可能性が高いです。
太陽光モニターの卓上タイプはありますが、蓄電池モニターの卓上タイプはどこのメーカーも出していません。
新築時に希望の場所に付くのは壁がない状態だから
この写真は先ほどお見せした
蓄電池モニターが付く前の状態
を表しています。※斜めから撮影しています。
新築工事を行う際は上棟(じょうとう)というタイミングの後に工務店の下請けである電気屋さんがお家の中に配線を引く作業をします。
写真中央にグレーの線の束があり、それが黒い箱の中を貫通していますが、この場所が後々のインターフォンの場所です。
上棟の翌日はお家の構造が丸見え状態です。
電気屋さんはどこの柱に沿って配線を引くのかを考えます。
上棟から約1~2週間が経過すると、電気屋さんが配線を引く作業を終了します。
この電気屋さんが引いた線に沿って、太陽光や蓄電池の配線を引きます。
この段階ではまだ壁ができあがってないので、
どこからどこまで配線を引くという作業が簡単
にできます。
ちなみに配線作業の後は断熱材の吹付が始まります。
断熱材貼りの工程中に太陽光の配線を引く場合、断熱材をかき分けて配線を引く必要があるため
難易度が高く
なります。
販売会社によっては契約後にも関わらず工程が増えたことによる金額修正をしてくるので要注意です。
話がそれましたが、壁がない状態であれば好きな方面に向かって配線を引くことができるため、
希望の場所にモニターを設置することが可能
です。
しかし、既築の場合はお風呂や脱衣場の天井についている点検口という穴から天井裏に潜り込み配線を引く必要があります。
そのため、
■断熱材が分厚すぎて前に進めない場合
■人間が入り込む隙間がない場合
はそもそも配線が引けないことを意味します。この場合は希望の場所に配線を引くことができません。
ちなみに点検口はこのようなものです。丸か四角の入口です。
天井裏で人が潜り込むスペースがない場合は、上記のような点検口を作る場合があります。
作る場合はもちろんのことお客さんに説明をしますが、お家内に大きな穴を空けることになるので、
嫌な場合は嫌と言ってもらえると嬉しい
です。
稀にお風呂にも脱衣場にも点検口がない場合は、床下に潜って床下から配線を引く場合もあります。
最後にひとこと
今回は「蓄電池モニターの設置位置」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。