オール電化を検討中のお客さんから
エコキュートも国から補助金が出ているって本当?
と質問がありました。
結論、出ています。
2023年3月に住宅省エネ2023キャンペーンというものが始まりました。このキャンペーンには
■こどもエコすまい支援事業
■先進的窓リノベ事業
■給湯省エネ事業
の3事業が含まれており、エコキュートは
給湯省エネ事業
に該当します。この給湯省エネ事業が2023年12月に新しくなりました。
5万円の補助金だったものが最大18万円
になるので、これからエコキュートを導入検討される方にとっては非常におすすめです。
じゃ、レッツゴー!
住宅省エネ2023キャンペーンについて
住宅省エネキャンペーンは
①こどもエコすまい支援事業:リフォーム関連、太陽熱、蓄電池
②先進的窓リノベ事業:断熱
③給湯省エネ事業:エコキュート、エネファーム、ハイブリッド給湯器
の3事業に分かれていました。
このブログは太陽光や蓄電池、エコキュートに特化しているため、リフォームや断熱の詳細は省略します。
①こどもエコすまい支援事業からは
■太陽熱:27,000円/戸
■蓄電池:64,000円/戸
の商材に対して補助金が出ていました。
エコキュートは③給湯省エネ事業が対象で、50,000円/戸の補助金が出ていました。
しかし、①こどもエコすまい支援事業は2023年9月28日21時36分26秒に提出された案件を最後に予算上限に達したため、募集枠が閉じました。
③給湯省エネ事業については2023年12月17日時点で27%しか枠が埋まっておらず、73%の枠が残っている状態で受付が終了しました。
3事業の中で給湯省エネ事業が一番枠に余裕がありました。
2024給湯省エネ事業のエコキュート補助額がパワーアップ
先程の単元で給湯省エネ事業にはエコキュート、エネファーム、ハイブリッド給湯器の3種類が該当しているとお伝えしました。
しかし、この3種類ともパワーアップしているわけではなく、
エコキュートのみ補助額がアップ
しています。
エネファーム、ハイブリッド給湯器に関しては変わらない
ので間違えないようにしてください。
対象メーカーはパナソニックだけではなく、全メーカーが該当します。
ここで注意点があります。
カタログに記載されている型番がすべて対象になっている
わけではなく、
条件を満たした型番のみが補助対象
となっています。
上記は三菱電機からお知らせがあったチラシに記載がありました。
①基本額:8万円
②A:10万円
③B:12万円
④A&B:13万円
と記載されています。
①8万円の補助を受けるには
2025年度の省エネ目標基準値達成機種であることが条件
です。基準値を達成しているかどうかは補助金用に各メーカーが作成したチラシに記載があるので、販売店と一緒に確認をしてください。機種によっては達成していないものもあるので注意が必要です。
②10万円の補助を受けるには
リモコンがインターネットに接続できることが条件
です。三菱電機を例に挙げると、
■無線LANアダプター付リモコンセット
■通常のリモコンセット
の2種類、リモコンのラインナップが用意されています。
通常のリモコンセットについては浴室内ともう1か所の部屋(例えばリビング)に設置するだけとなります。
無線LANアダプター付リモコンセットについては基本的に通常のリモコンセットと同じで2か所にリモコンがつきます。三菱電機専用のスマホアプリをダウンロードすることによってエコキュートを遠隔操作したり、お天気リンクEZという機能がついている型番であれば昼間太陽光が発電した電気をお湯の沸き上げに使用することができます。
無線LANアダプター付リモコンセットの定価が税抜70,000円で通常のリモコンセントの定価は税抜60,000円です。定価の差は10,000円ですが、インターネットに接続できるリモコンセットを導入することで20,000円分相当の補助金が出ます。そのため、通常のリモコンセットを選択すると10,000円分損をします。
③12万円の補助を受けるには
補助要件下限の機種と比べてCO2排出量が5%以上少ないことが条件
です。こちらに関しても補助金用に各メーカーが作成したチラシに記載があるので、販売店と一緒に確認をしてください。機種によっては達成していないものもあるので注意が必要です。
各メーカーのチラシを見ると、三菱電機に関しては多くの型番で補助金が受けられるラインナップになっています。しかし、他のメーカーに関しては補助要件下限の機種と比べてCO2排出量が5%以上少ないという条件が厳しいのかラインナップが少ない印象です。
最終的には導入検討されるお客さま自身が決めますので、できるだけ補助金を最大限活用できる型番を選択してください。
電気温水器からの変更だとさらに補助額アップ
先程の単元で
①基本額:8万円
②A:10万円
③B:12万円
④A&B:13万円
が補助額であると説明しました。
エコキュートを新規設置
であれば上記の補助額が対象です。新規設置ではなく、電気温水器→エコキュートへの交換の場合、
上記の補助額+5万円の補助
を追加で受けられます。
そのため、
電気温水器から一番良い機種のエコキュートに交換すると最大18万円の補助金
が受けられます。
販売店にもよりますが、
一般的に電気温水器の撤去は税抜30,000円前後
であることが多いです。税抜30,000円(税込33,000円)で撤去して50,000円の補助金が受けられるのであれば実質17,000円得することになります。
条件が当てはまる方には非常におすすめです。
メーカーによっては電気温水器からの変更特典である+5万円を入れても最大額にならない可能性もあるので注意してください。
最後にひとこと
今回は「給湯省エネ事業のエコキュート補助金」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。
太陽光を取り扱っている販売店であれば大体エコキュートも取り扱っています。