函南町で蓄電池を検討している方から
どのメーカーのモニターが見やすいの?
と質問がありました。
個人的には
■シャープ
■ニチコン
が見やすいです。しかし、人によって
■モニターで見た方が心地よいのか
■スマホ画面で見た方が心地よいのか
が異なります。今回は各メーカーの蓄電池モニターがどんな見た目をしているのかを紹介していきます。
じゃ、レッツゴー!
シャープ
シャープの蓄電池モニターは
■発電/消費している量がリアルタイムで更新されること
■イラストがついているので電気の流れが見やすい
というのが特徴です。画面自体はタッチパネル式なので確認したい部分をタッチすることでそのデータを確認することができます。
モニター上部の
■ソーラー
■設定
■履歴
をタッチすると該当ページに飛びます。上記の画像は履歴のページです。この画面では
■蓄電池残量(緑色の棒グラフ):目盛りは左サイド
■消費量(オレンジ色の折線グラフ):目盛りは右サイド
を確認することができます。1日ごとだけではなく月ごとでも確認可能です。
一般的に消費というと、瞬間的に使っている量を指します。
しかし、シャープがいう消費は瞬間的に使っている量から、蓄電池からの放電分を差し引いた数字のことを指します。
1つの画面ですべての電気の流れを見たい
場合には不向きとなります。
別途、HEMSを導入すればスマホやパソコン画面でも似たような情報が確認可能です。
京セラ
京セラの蓄電池モニターはシャープモニター同様、
タッチパネル式で操作がしやすい
のが特徴です。しかし、このモニターでは
過去の履歴を確認することができない
です。京セラの場合は、本体設置後に販売店から案内がある
ハウスマイルネットワーク
というサイトに登録することで詳細データを確認することが可能です。
上記はハウスマイルネットワークのマイページ写真です。京セラの蓄電池カタログには
■グリーンモード/フルグリーンモード:FIT終了した方向け
■売電モード/売電押上モード:FIT中の方向け
の2種のモードの記載があります。何も設定しなければこの2種のみですが、ハウスマイルネットワーク上で現在お使いの電力会社情報や電気単価を設定すると
おまかせ運転モード
というプレミアムなモードが登場します。
このモードは天気予測や電力消費パターンを学習した上で、最適な動き方を自ら考え実行してくれます。他のメーカーでいうAI機能に近いです。
トップ画面のダウンロードボタンからデータ取得をすると、上記のような細かいデータも確認可能です。
10分ごとにデータ取得がされた結果が確認可能
のため、導入後にトコトン経済効果を知りたいという方にはおすすめです。
エコキュート情報を入力することで稼働計画の立案もしてくれる優秀なヤツです。
ダイヤゼブラ電機/長州産業(プラス)
ダイヤゼブラ電機/長州産業(プラス)は特にコレといった特徴がありません。モニターはタッチパネルでもなくカラフルでもなく
ボタン式のモノクロタイプ
です。このモニターで履歴を確認することも可能ですが、ダイヤゼブラ電機/長州産業(プラス)の場合は専用アプリをダウンロードして見る画面の方が見やすいです。
物理的なモニターとは対照的にアプリ画面は
カラフルで見やすい仕様
になっています。右上のメニューから履歴を見ることが可能です。
ダイヤゼブラ電機/長州産業(プラス)は蓄電池の機能が優れているのでモニターは見ないという方におすすめです。
ニチコン/長府工産
ニチコン/長府工産の蓄電池モニターはシャープ、京セラ同様、
タッチパネル式で操作がしやすい
ことが特徴です。蓄電池の設定を変更したいときには蓄電池のイラストをタッチ、V2Hの設定を変更したいときにはV2Hのイラストをタッチするので初心者でも安心です。どこからどこに向けて電気が流れているというのも、点線が出るので分かりやすいです。
V2Hを同時に導入するのであればニチコン1択になります。
伊藤忠商事(スマートスター)
伊藤忠商事(スマートスター)の蓄電池モニターはシャープ、京セラ、ニチコン同様、
タッチパネル式で操作がしやすい
ことが特徴です。
■蓄電池の残量
■発電
■買電
■充電
を確認することができます。蓄電池の残量が一番見やすいため、
他の項目を見て楽しみたい
という方にはおすすめできません。
ここ最近は見かけません…
オムロン/長州産業(マルチ)
今までのメーカーは物理的にモニターが存在していましたが、オムロン/長州産業(マルチ)に関してはモニターが存在しません。自身のスマホやパソコン画面がモニター代わりになります。
すべてスマホで管理したい
という方におすすめのメーカーです。オムロン/長州産業(マルチ)には遠隔モニタリングサービスというものがあり、このサイトにログインして上記情報を確認します。1つの画面で
■発電
■消費
■蓄電量
■売電
■買電
がすべて確認できるので、
細かいデータはいらないからこの瞬間の数値を知りたい
という方であれば分かりやすい仕様になっています。
しかし、オムロン/長州産業(マルチ)についてはリアルタイムで数値が表示されないことがデメリットです。無線wi-fiを使ってクラウド接続しているため、
データが飛んでくるのが 00分 と 30分 の2回
です。悪天候時には雲がかかっているのに発電が出ているという場面に出くわすこともあります。
1つの画面で項目が多く表示されるという点ではシャープより見やすいです。しかし、個々が細かいため
詳細を確認するのにズームする必要あり
です。
AI機能つきです。
ファーウェイ
ファーウェイ蓄電池はオムロン/長州産業(マルチ)同様、モニターが存在しません。そのため、
すべてスマホで管理したい
という方におすすめのメーカーです。基本的に
■発電(PV)
■放電(蓄電池)
■消費(負荷)
■買電(電力系統)
が表示されています。
細かいデータを取得することも可能です。1日ごとではなく月ごと、年ごとでも取得可能です。
スマホではなくパソコンで見ることで見づらさを解消することができます。
最後にひとこと
今回は「各メーカーの蓄電池モニター」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。