【2024年度 子育てエコホーム支援事業について解説】こどもエコすまい支援事業の後釜補助金

蓄電池を検討している方から

昨年みたいに国から補助金ないの?

と質問を受けました。

結論、あります。

名称は

■昨年度:こどもエコすまい支援事業
■今年度:子育てエコホーム支援事業

となります。

蓄電池はSIIに登録されている型番のみ

一律64,000円

受給可能です。

昨年同様、

■国土交通省
■経済産業省
■環境省

と国が主体となっている補助金です。そのため、SII(蓄電池の補助金)と

同時受給することはできない

ので注意してください。

今回は子育てエコホーム支援事業について解説していきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

キャンペーンの大枠

※2024住宅省エネキャンペーン様_トップページから出典

昨年度は「住宅省エネ2023キャンペーン」という名称で、その中に

■こどもエコすまい支援事業(蓄電池の補助金窓口)
■先進的窓リノベ事業
■給湯省エネ事業(エコキュートの補助金窓口)

の3事業がぶら下がっていました。

今年度は「住宅省エネ2024キャンペーン」という名称で、その中に

■子育てエコホーム支援事業(蓄電池の補助金窓口)
■先進的窓リノベ2024事業
■給湯省エネ2024事業(エコキュートの補助金窓口)
■賃貸集合給湯省エネ2024事業

の4事業がぶら下がっています。賃貸集合給湯省エネ2024事業に関しては賃貸や集合アパートが対象なので、戸建であれば関係ない事業です。

※子育てエコホーム支援事業様_トップページから出典

蓄電池は

子育てエコホーム支援事業

が窓口になります。

まさひこ

名称が変わっただけです。

蓄電池への補助額は一律64,000円

※子育てエコホーム支援事業様_エコ住宅設備の設置ページから出典

蓄電池に対して出る補助金額は昨年同様

一律64,000円

となっています。

こちらも昨年同様ですが、

SII(環境共創イニシアチブ)に登録されている型番のみが対象

になっています。何の型番であれば対象なのかはこちらのページから調べてください。

登録されている型番については国が承認した順番でホームページに掲載されるため、現状掲載されていなくても数か月後には掲載される可能性があります。

商品が出る/出たばかりの

■カナディアンソーラー製 EP-CuBe
■京セラ製 エネレッツア(単機能の方)
■京セラ製 エネレッツアプラス(ハイブリッドの方)

については恐らく

承認が間に合わないのではないか(=補助金対象外になる)

との情報が商社から入ってきています。

設置検討している型番が登録されるまで待っていると、そのうち補助金枠自体が無くなる可能性があります。

そのため、最新の情報を販売店から聞いていいなぁと思った蓄電池を導入することをおすすめします。

※子育てエコホーム支援事業様_エコ住宅設備の設置ページから出典

ちなみに昨年度は

2023年9月17日の時点で97%の枠が執行(途中の増額含む)

されていました。今年度も同じスピードで進むとなると、

9月頃

が補助金が終わるか終わらないかの瀬戸際となります。

※子育てエコホーム支援事業様_エコ住宅設備の設置ページから出典

よく

何月から申請できるの?

という質問をたびたび受けます。2024年3月25日時点ではまだ申請窓口が開いていませんが、申請自体は

2023年11月2日以降に着工

をしていれば可能です。ただ、申請には

■着工前
■着工後

の写真が必要です。着工後の写真を撮っている販売店は多いですが、着工前の写真に関しては撮っていない可能性があります。

詳しくは設置をした販売店に確認してください。

まさひこ

住宅省エネキャンペーンに登録している販売店でないとそもそも申請できないです。

他の国補助金とは併用できない

昨年度でいう「こどもエコすまい支援事業」も、今年度でいう「子育てエコホーム支援事業」も国が主体となっている補助金です。

国+市町村

の補助金は併用可能ですが、

国+国

の補助金は併用不可です。

そのため、検討している補助金がどちらも国主体であればどちらを利用するのかを決める必要があります。一般的に補助金額が大きい方の補助金を利用します。

※環境共創イニシアチブ様_DR蓄電池ページから出典

昨年度は「こどもエコすまい支援事業」と同じタイミングにSIIから

DR補助金

が出ていました。今年度に関しても「子育てエコホーム支援事業」と同じタイミングで出るのではないかという話が出ています。

DR補助金も蓄電池に対して出ていた補助金です。溜められる電気の量を表す「容量」ではなく実際に使える電気の量を表す「定格容量(実効容量)」×32,000円が補助金額として出ていたため、蓄電池の容量によっては多く補助金が出ることで注目を浴びていました。

しかし、国指定のHEMSという遠隔制御機器を一緒に取り付ける必要があり、その機器費用が税込20万円ほどします。蓄電池の定格容量が低いとトータルでマイナスになってしまう補助金なので注意してください。

昨年度は定格容量(実効容量)が下記のどちらに該当するのかでおすすめが変わりました。

■8.3kWh以上:DR補助金
■8.3kWh以下:こどもエコすまい

先ほど紹介した

×32,000円の部分

が今年度は下がります。そのため、境界線がどこになるのかに関してはまたブログでお伝えします。

まさひこ

ブログ更新が遅れる可能性があるため、最新情報は販売店から聞いてください。

最後にひとこと

今回は蓄電池の補助金である「子育てエコホーム支援事業」について解説しました。

より詳しい説明を希望される方は優良店が多い

価格比較サイト

に登録されることをおすすめします。

価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、

蓄電池メイン

で対応しているサイトもあります。

蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。

  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 静岡県で太陽光や蓄電池などの個人宅営業をしているマサヒコと申します。太陽光業界は今年で11年目を迎えました。 説明訪問をすると意外に他社が話している内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多いので啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともマサヒコを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

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