三島市で太陽光を検討している方から
友達が太陽光と一緒に鳥よけネットを付けていたんだけどウチも必要?
という質問が出ました。
設置環境が住宅街であれば特段気にする必要がないですが、近くに
■森がある
■背の高い木が生い茂る公園がある
といった環境の場合は、鳥が天敵から逃げるために屋根と太陽光パネルの間の隙間に潜り込む可能性があります。
このような場合は鳥よけネットが必要になります。
鳥が潜り込むと
■太陽光パネルの故障
■卵の産み付け
■フン被害
といった影響を及ぼす可能性があります。
それでは解説に入ります。
じゃ、レッツゴー!
鳥よけネットは鳥が太陽光パネルの下に入らないようにするアイテム
鳥よけネットとは、屋根とパネルの間の隙間に鳥が入らないようにする
ワイヤーの柵のようなもの
です。ネットと聞くと柔らかい素材をイメージする方が多いですが、素材がワイヤーでできています。
これを屋根材によってはビスで固定していくため、雨や風で設置場所が変わることはありません。
設置工法によりますが、太陽光パネルを屋根に設置すると、
屋根とパネルの間に約10cmほどの隙間
ができます。
太陽光パネルが発電している最中は、
屋根とパネルの間が暖かくなる
ため、鳥が暖を取るために隙間に侵入してきます。
この隙間に鳥が住み着くと、冒頭でお伝えした
■太陽光パネルの故障
■卵の産み付け
■フン被害
といった影響が出る場合があります。
なぜ屋根と太陽光パネルの間に隙間があるのか?
という疑問を持たれる方が稀にいらっしゃいます。
屋根に太陽光パネルを設置する際、金具を設置して、その上にレールを敷き、その上に架台を乗せているためどうしても金具とレールの高さ分の隙間ができてしまいます。
隙間を作らない工法も実在しますが、後付けではなく新築時に取り付ける前提となる場合が多いです。
2次的効果である遮熱効果が薄くなってしまうので、可能であれば隙間があった方が無難です。
可能性として高いのは卵の産み付けからのコネクタ外れ
冒頭で
■太陽光パネルの故障
■卵の産み付け
■フン被害
の可能性があるとお伝えしました。
この中で被害数が多いのは
卵の産み付け
です。
卵を産み付けられるだけであれば被害は出ないのですが、
①産み付けられた卵が孵化する
②生まれたヒナが太陽光パネルを押し上げる
③パネルとパネルを繋いでいるコネクタが変な外れ方をする
④結果的に太陽光パネルが故障する
といった流れで最終的にメンテナンスをする必要が出てきます。
外れたコネクタを元に戻すには
設置した太陽光パネルを1枚1枚取り外していく
必要があります。
メンテナンスをするタイミングで卵がある状態だと、傾斜屋根を卵がコロコロと落ちていく状況になりかねないです。
その瞬間を親鳥に見られると
作業員が襲われる可能性
があります。
明らかに鳥よけネットが必要な環境であれば、提案時に販売店から提案があると思います。鳥よけネット自体は後付けすることも可能ですが、太陽光パネルと同じタイミングで取り付けた方が足場代が浮くのでおすすめとなります。
絶対に必須なものではない
どこの家でも絶対に鳥が住み着くのであれば、
太陽光パネルを設置している家すべてに鳥よけネット設置が必須
となります。
しかし、明らかに設置しなくても問題ない環境もあります。
それは
近くに生い茂る木がない分譲地・住宅街
の場合です。
近くに山や森といった生い茂る木がない環境であれば、鳥が天敵に襲われる可能性が低いため、そもそも住宅に近づかないことが多いです。
私が過去に鳥よけネット設置の依頼を受けた際はお家が
森や林の近くに位置している
場合が多かったです。
分譲地・住宅街であったとしても、「頻繁に電線に鳥が止まっているのを見かける場合」は鳥が多いことを指しているため鳥よけネットを必要とします。
最後にひとこと
今回は「鳥よけネット」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。