伊東市で太陽光を検討している方から
陸屋根は設置不可と他社から聞いたが本当なのか?
という質問が来ました。
結論、設置可能です。
陸屋根への設置方法は
①防水シートの上に基礎を作り、その上に単管パイプを組み立てる工法
②縁石を並べて、その縁石に太陽光パネルを固定していく工法
の2つ存在します。
①に関しては防水シートを傷つけることになるので、
屋根保証が消えてしまうハウスメーカー(工務店)も存在
します。
②に関しては縁石を並べてパネルと縁石を金具で固定して設置をする工法です。
しかし、屋根がほぼ真上を向いているため、発電量は低くなります。
今回は陸屋根への太陽光設置について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
陸屋根は真っ平な屋根
陸屋根はアパート・マンションの屋上のように
真っ平な屋根
のことを指します。
漢字で陸屋根と書くので一般的に「りくやね」と読みますが、「ろくやね」と読むこともあります。
駐車場・駐輪場の屋根のように
ギザギザしている屋根のことを陸屋根
と呼ぶ方が稀にいますが、この屋根は
折板(せっぱん)
といいます。
横から見ると角度がゼロ度で水平のため陸屋根と言いたくなる気持ちも分かりますが、太陽光の販売店に陸屋根と伝えると一般的に真っ平な屋根という想定で話が進みます。
価格比較サイトを使うのであれば屋根の形にチェックを入れる方式なので間違えることはないです。
設置方法① 単管設置
冒頭でお伝えした、防水シートの上に基礎を作り、その上に単管パイプを組み立てる工法は単管設置と言います。
この方法の場合、
太陽光パネルの方角や設置の角度をある程度決める
ことができます。
そのため、陸屋根であっても
傾斜屋根同様の発電量を得られるお家が多い
です。
しかし、この工法の場合、屋根に穴を開ける必要があり、防水シートを傷つけます。
防水シートを傷つけると屋根保証が消えるハウスメーカー(工務店)もある
ため注意が必要です。
最近では台風クラスの強い風が後ろから吹くと、単管の設置角度によっては
風圧に耐えられずパネルが飛ばされてしまうというケース
もありました。
台風であれば
自然災害補償でどうにかなるのでは?
と思われがちですが、自然災害補償はメーカー指定のパネルと架台を使っていることが条件のため、
単管架台は対象外
となります。
ちなみにこのような設置工法はFIT制度が始まってすぐ(2009年頃)に設置している方が多く、この頃は自然災害補償というものを付帯していた販売店が限りなく少なかった印象です。
そのため、大半の方に自然災害補償が付いていません。
設置をした販売店が残っていればその販売店にクレームを言えば済むのですが、今のご時世だと会社が残っていない可能性もあるため注意が必要です。
自然災害補償に入っていればその補償でどうにかなりますが、
■補償がない
■販売店も存在しない
場合は傷つけたものすべてに対して賠償金を支払う必要があります。
単管設置をしており設置から10年以上経過している方は
今のうちに基礎補強など対策をしておいた方が無難
です。
ハウスメーカーから穴を開けてもいいよという了承が取れれば保証が消える心配はありません。
設置方法② 縁石設置
冒頭でお伝えした、縁石を並べて、その縁石に太陽光パネルを固定していく工法が縁石設置を指します。
先程の単管設置と異なり、この工法の場合は
防水シートを傷つけずに設置をすることが可能
です。
そのため、
屋根保証を残したまま太陽光パネルを設置することが可能
です。
しかし、この工法の場合、太陽光パネルが真上を向いているため
発電量が通常よりも低下
します。
屋根が周辺のお家よりも高く、遮るものが何もない状況であればそれなりの効果が見込めます。
隣家の影が入るような立地の場合はそもそも設置が向いていない可能性があるため販売店によく確認をしてもらってください。
屋上があるタイプの屋根だと、柵の影の影響を考慮してレイアウト作成する必要があります。
最後にひとこと
今回は「太陽光の陸屋根設置」に関して解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。