富士宮市で蓄電池を検討している方から
DR補助金に必要なHEMSも市の補助金対象なの?
と質問がありました。
結論、販売店が
NextDrive経由でDR申請
をするのであれば対象となります。
市町村からHEMSに対して補助金が出る場合、
■ECHONET Lite規格であること
■スマホやパソコンで電力の見える化(データ)が確認できること
が条件になっていることが多いです。
NextDrive製HEMSは
お客さん側でも電力の見える化が可能
なため、補助金申請が可能です。
詳しくはこれから解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
目次
NextDriveは蓄電池アグリゲーターの1社
こちらのページでも触れていますが、NextDriveは
台湾のスタートアップ企業
です。
DR対応するために必要なHEMSの導入を後押しするため、蓄電池アグリゲーターとして参画しています。参画したのは昨年度のDRからであるため、今年度で2年目を迎えています。
アグリゲーターとは
電力会社と需要家(例、個人宅)をつなぐ仲介人みたいなもの
を指します。詳しくはこちらのページで解説しています。
各アグリゲーターがDRに必要なHEMSを出しており、今回紹介しているNextDriveについては
Cube J
という名称のHEMSを出しています。
このCube Jは
■わたしの電気代:毎日の電力使用料金をお知らせ
■スマートメーターレポート:日(30分ごと)、週、月の電力使用量や売電量の確認
■そらマネ:太陽光の発電量が晴れているのに低い場合のお知らせ
■太陽光発電レポート:日、週、月の発電量を確認できる
■蓄電池レポート:稼働状況を確認できる
といった機能が使えるため、設置するお客さん側でも楽しめる要素があります。
HEMSの種類によって使える機能が異なります。
DR補助金に必要なHEMSはアグリゲーターしか操作できない
DR補助金で一緒につけるHEMSは
アグリゲーターが電力を操作あるいは見える化すること
が目的で設置するため、
設置するお客さんは基本的に操作できない
です。
こちらはアグリゲーターの1社である自然電力経由でDR申請をしたときについてくる、Shizen Boxという名称のHEMSです。
先程の単元で紹介したCube Jでは
5種類の機能
が楽しめますが、このShizen Boxは
何もできない
です。
この写真だけ見るとこの黒いかたまりだけを取り付けるのかと思われがちです。しかし、正確には下記の写真のように白いプラボックスを壁に取り付け、その中にいろいろと組み込む必要があります。
組み込む必要がある機器はそれぞれ小さく、たいした動きはしません。しかし、この自然電力製HEMSはこの見た目で
仕入れ値が税抜15万円
するので驚きです。自然電力経由でDR申請をする販売店の場合はお見積り上のHEMS価格が
税抜20万円前後
になっていることが多いです。
HEMS価格の出し値は特に決まっていないので、販売店ごとに異なります。
販売店がどこのアグリゲーター経由で申請をしているのかの確認方法
どこのアグリゲーターでDR申請をしているかの確認方法で一番手っ取り早いのは
来た営業マンに直接聞くこと
です。
しかし、販売店によっては
■商品説明から補助金申請まですべて営業が担当
■商品説明は営業で、補助金申請は事務が担当
といったように業務範疇が分かれていることがあります。補助金申請を事務が担当している場合、営業では決して分からない情報となります。
そこでぜひ確認してほしいのがSIIのホームページ内にある
という機能です。
このページでは
■現在住んでいるエリア(県)
■検討している蓄電池のメーカー
(■販売店名_入力式)
(■アグリゲーター名_入力式)
をプルダウンで検索すると、
どこの販売店がどこのアグリゲーターで申請が可能なのか
を調べることができます。
蓄電池アグリゲーターにNextDriveと記載があれば、5種類の機能が楽しめるCube Jが設置可能です。
Cube J はコンセントで差すだけなので非常にコンパクトです。
市町村が出しているHEMS補助金の概要
今回質問を受けたのが富士宮市にお住まいの方であったため、
富士宮市のHEMS補助金概要
を貼り付けています。
他の市町村であってもHEMSに対して補助金が出る場合、
■ECHONET Lite 規格であること
■データを画面で確認できること
が条件の場合が多いです。
先ほどから紹介しているNextDrive製HEMSのCube Jであればお客さん自身の
スマホやパソコン画面で発電状況が確認可能
です。そのため、補助金申請時に必要な
画面データの提出も可能
です。
しかし、NextDrive以外のアグリゲーターが出しているHEMSの場合、基本的にアグリゲーターが確認する専用であるため、
お客さん自身で発電状況が確認できない
です。そのため、画面データの提出ができず対象外となります。
補助金関係なく、太陽光メーカーのカタログに記載があるHEMSであれば間違いなく対象になるので安心してください。
最後にひとこと
今回は「NextDrive製にDR申請をするのであればHEMSも市町村の補助金対象になる」ということについて解説しました。
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