新築の屋根に太陽光を検討している方から
工務店から紹介があったQセルズの435wパネルはどうなの?
と質問がありました。
結論、435wパネルは
価格
に優れています。
そのため、とにかく安く設置したいという方におすすめです。
性能が優れているのは「Qセルズ 太陽光」と検索をしてヒットする
430wパネルの方
です。
今回はQセルズから出ている435wパネルと430wパネルの比較をしていきます。
じゃ、レッツゴー!
製造元
どちらのパネルも会社概要を調べると
ハンファジャパン
のページにたどり着きます。
しかし、この2種類のパネルに関してはそれぞれ
ブランド
が異なります。
それぞれのカタログ裏表紙に会社ロゴの記載があるのですが、この部分で違いが分かります。
■435wパネル:ハンファジャパン
■430wパネル:Qセルズ
ブランドが異なるということはパネルの製造工場も異なります。
パネルの製造工場が異なるということは
パネルの特徴
も異なります。
太陽光メーカーでよく名前を聞くのは「Qセルズ」ブランドの方です。
435wパネル(Re.RISE-G2 435)
435wパネルはこちらのカタログに記載があります。
今回435wパネルに焦点を当てていますが、このカタログには230wの小型パネルの記載もあります。サイズは正方形に近いです。
小型の230wパネルについては多くの販売店で取り扱いができます。しかし、435wパネルについては
工務店/ハウスメーカー専用パネル
となっているため、小さな販売店ではこの型番で提案をすることができません。
こちらが今回焦点を当てている435wパネルです。
パネルの性能については下記の通りです。
■公称最大出力:435w
■モジュール変換効率:22.3%
■外形寸法(横×高さ×奥行):1,722×1,134×30(mm)
■質量:20.8kg
■保証:製品保証15年・出力保証25年
■最大耐風圧荷重/最大耐積雪荷重:2,400Pa/5,400Pa
■メーカー希望小売価格(税込):320,595円
※一部省略
※ハンファジャパン様_Re.RISE®カタログから引用
公称最大出力とメーカー希望小売価格(税込)、モジュール変換効率を見るとこちらのパネルの方が魅力的に見えます。
しかし、このパネルはポジティブ型(P型)と呼ばれており
寿命が短い
といった懸念点があります。
この435wパネルだけポジティブ型(P型)なわけではなく、2023年頃までに市場に出回っていたパネルは全メーカー
ほぼすべてがポジティブ型(P型)
です。
性能は置いておいてとにかく価格だ!という方におすすめのパネルです。
430wパネル(Q.TRON M-G2.4+)
430wパネルはこちらのカタログに記載があります。Qセルズといえばこのカタログです。(2024年7月現在)
今回430wパネルに焦点を当てていますが、このカタログには285wの小型パネルの記載もあります。285wパネルについては正方形ではなく、どちらかといえば長方形です。430wパネルの上に重ねることができるので、430wパネルがもう1段乗るか乗らないか分からない…というときに有効です。
こちらのカタログに記載があるパネルについてはどこの販売店でも取り扱いができます。
パネルの性能については下記の通りです。
■公称最大出力:430w
■モジュール変換効率:22.0%
■外形寸法(横×高さ×奥行):1,722×1,134×30(mm)
■質量:21.2kg
■保証:製品保証25年・出力保証25年
■最大耐風圧荷重/最大耐積雪荷重:3,600Pa/5,400Pa
■メーカー希望小売価格(税込):406,780円
※一部省略
※Qセルズ様_住宅用太陽光カタログから引用
先ほど単元で紹介した435wパネルと比べると
■保証
■最大耐風圧荷重/最大耐積雪荷重
が優れています。
このパネルはネガティブ型(N型)と呼ばれており、
長寿命であること
が強みです。
長寿命であるからこそ、435wパネルと比べると
■製品保証が10年長い
■最大耐風圧荷重が1,200Pa高い
といったメリットを付帯することができます。
価格は置いておいてとにかく性能だ!という方におすすめのパネルです。
特徴の違い
今まで解説してきたことをまとめると
■435w
・公称最大出力
・モジュール変換効率
・質量
・メーカー希望小売価格(税込)
■430w
・保証
・最大耐風圧荷重/最大耐積雪荷重
がそれぞれ優位なポイントとなります。
■公称最大出力:30~50w
■モジュール変換効率:1%
■質量:5kg
上記の差があると考えモノです。しかし、公称最大出力は5w差、モジュール変換効率は0.3%差、質量は0.4kg差であるため誤差の範囲です。
メーカー希望小売価格(税込)については太陽光市場では
高い方が良い商品
と言われています。
実際、430wパネルのメーカー希望小売価格の方が
税込86,185円高い
です。
パネル1枚あたりの発電量に多少差がありますが、見積もり比較をして435wシステムと430wシステムの価格がほぼ同じである場合に関しては430wシステムの方がお得です。
435wシステムと430wシステムで圧倒的な差があるのであれば、435wシステムの方がおすすめです。
最後にひとこと
今回は「435wパネル(Re.RISE-G2 435)/430wパネル(Q.TRON M-G2.4+)」の比較をしました。
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