取引先から
日本リビング保証の延長保証がすごい
との情報が舞い込んできました。
この会社は
■ニチコン蓄電池の自然災害補償
■長府工産製蓄電池の機器延長保証/自然災害補償
を担当しています。業界内では有名です。
なかでも
最大20年間のメンテナンスサービス
が今回の案内の目玉です。
今回は日本リビング保証が案内している延長保証について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
目次
会社概要
■本社所在地:東京都新宿区西新宿4-33-4 7F
■設立:2009年3月
■資本金:211,826,400円 (2022年6月末時点)
※日本リビング保証様_会社概要から引用
この企業は
住宅の長期保証アフターサービス
を提供しています。
代表例を挙げると
■建物長期保証 最長60年
■住宅設備保証 最長10年
■地震保証 10年
といったものがあります。
長期保証の業界最大手といっても過言ではありません。
案内の対象者
この案内の対象者は
2019年4月1日以降に蓄電池を導入したお客さん
です。
設置をした販売店からの郵送物を拒否していない限り案内が届きます。
郵送物は送られてこなかったけど内容が魅力的!
とのことであれば日本リビング保証(0120-345-858)に連絡をしてみてください。
2019年頃からハイブリッドパワーコンディショナ(以下、ハイブリッドパワコン)が市場に出始めました。
延長保証の内容と費用
案内の内容は導入した蓄電池システムに付帯している
保証年数
によって異なります。
具体的には加入した
■保証期間が10年の場合:残り10年間分のメンテナンスパック
■保証期間が15年の場合:残り5年間分のメンテナンスパック
※最大20年間まで
を案内しています。
保証料は
■残り10年間分のメンテナンスパック:月々2,980円
■残り5年間分のメンテナンスパック:月々1,980円
と決まっています。
月々と記載していますが
一括支払も可能
です。
今回の延長メンテナンスパックに加入すると、
■蓄電池ユニット
■パワーコンディショナ(ハイブリッドタイプの場合のみ)
■DC/DCコンバータ
に不具合が起きた際に新品と交換してもらえます。
単純に保証期間が延びるイメージです。
メンテナンスパックの特徴① 最大20年間の無償修理・交換サービス
パワコンの交換タイミングはメーカー曰く
10年に1回
です。私の経験上だと約13年前後に1回です。
10年目に壊れてくれるのであれば15年保証がついていることで安心要素が増えます。
しかし、ここ最近は性能が上がってきていることもあり、
15年を超えてから壊れるケース
が増えてきています。
シャープ以外のメーカーであれば
■パワコン交換費用
■人件費/作業費
を合わせて
40万円前後
で作業可能です。
しかし、シャープに関してはパワコン交換と一緒に
壁付けのモニターも交換する必要
があります。
そのため、他メーカーと異なり50万円前後かかります。※シャープパワコンからシャープパワコンに交換する場合
例えば現在10年の保証がついていて、残り10年間分のメンテナンスパックに加入するとします。
総支払額は2,980円×120回=357,600円です。
パワコン交換費用は
■シャープ以外のメーカー:40万円前後
■シャープ:50万円前後
であるため、メンテナンスパックの方がお得という結果になります。
注意点もあります。
製品瑕疵(=傷や不具合)で
機器故障が発生した場合
が対象であり、
■破損
■自然災害
に関しては対象外となります。
また部品交換ではなく全交換した場合に関しては負担額が大きいため、
代替品の設置をした時点でメンテナンスパックが終了
します。
パワコン交換をする時点で十分元は取れています。
メンテナンスパックの特徴② 修理期間中の電気代補填サービス
例えばハイブリッドパワコンに不具合が生じ、パワコンの交換が必要になったと仮定します。
パワコンの電源を落とすと
太陽光と蓄電池は稼働しない
です。
このサービスは
機械が停止していた期間の電気代を補填してくれる
という内容です。
新たな部品を発注してから納入されるまで日数がかかります。具体的には部品が納入されるまで2週間前後かかります。
販売店のスケジュールが合わず、交換作業をしたのがパワコン停止してから1か月後だった場合、
1カ月間の差額電気代を請求
できます。
ここで必要なのは
1年前の検針票データ
です。
電気を契約しているのが東京電力・中部電力であれば下記を参照してください。
新電力で契約している場合は新電力のマイページから確認してください。
例えば1年前の同じ時期の検針票と比較して電気代が3,000円高くなっていた場合、3,000円を請求できます。
証拠資料として
検針票データの提出が必要
であるため、検針票データが確認できない場合は
申請できない
です。
事故発生から3日間は免責期間です。
メンテナンスパックの特徴③ 機器故障時の出張作業料負担サービス
カタログの保証説明ページを見てみると大体
■太陽光:出力保証、機器保証
■蓄電池:機器保証、容量保証
といった文言が記載されています。
保証期間内であれば
交換費用「は」無償
です。
しかし、メーカーによっては
作業員の出張費が発生
します。
出張していることに対して請求が発生する
ため問題が解決したかしていないかは関係ありません。
もし、作業員が訪問してその場で解決できず、別の機会に再度訪問することになった場合は
再度出張費が発生
します。
その費用を負担してくれるなんて太っ腹なサービスです。
設置をした販売店に点検依頼をすれば
無償で来てくれることが多い
です。
しかし、設置をした販売店が既に倒産している場合についてはメーカーに連絡するしか方法がありません。
このサービスは人によって良し悪しがあります。
このサービスにも注意点があります。
1回の上限額は
税込50,000円
です。
また出張費の申請ができるのは
2回まで
です。
よほど遠くから作業員が来ない限り50,000円以上になることはないので安心してください。
同じ県から作業員が来れば作業費/交通費含めて10,000円前後であることが多いです。
最後にひとこと
今回は「日本リビング保証が案内している延長保証」について解説しました。
一般的に有償で加入するタイプの保証は
販売店が保証申請するまで
に依頼をする必要があります。
工事前は必要ないと思っても
やっぱり加入しておけばよかった…
と後悔しているお客さんは意外に多い印象です。
まだ案内が届いてないぞ!という方は設置した販売店に確認してみてください。