【太陽光メーカー「カナディアンソーラー」について解説】見た目重視の設計ができるメーカーでは安価(2024年10月現在)

静岡市で太陽光を検討している方から

カナディアンソーラーをおすすめされたけど特徴はあるの?

と質問が挙がりました。

カナディアンソーラーは

■世界での導入実績が多い
■パネルを組み合わせて設置することが可能
■同じメーカーで太陽光と蓄電池の設置が可能

といった特徴があります。

今回はカナディアンソーラーについて解説していきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

会社概要

※カナディアンソーラー様_ホームページから出典

■本社所在地:カナダ オンタリオ州グエルフ
■設立:2001年
■資本金:2億9千7百万円
※カナディアンソーラー様_会社概要から引用

太陽光・蓄電池のメーカーとして活動している以外に

世界中でのPVプロジェクト、左記のプロジェクト開発(システムデザイン/金融エンジニアリング)

を担っています。

カナディアンソーラージャパンという日本法人もあり、何か問題が起こった際のメンテナンス対応も素早いです。

まさひこ

日本法人ができたのは2009年です。

特徴① 世界での導入実績が多い

※アスクラスト様_月刊スマートハウス2月号(No.108)から出典

2024年現在では160か国以上の国に導入実績があり、総出荷実績は104GWにもなります。

■1GW(ギガワット)=1,000MW(メガワット)
■1MW(メガワット)=1,000kW(キロワット)
■1kW(キロワット)=1,000w(ワット)

一般家庭に設置している太陽光容量が5kWだとすると、一般家庭の2,080万倍となります。

ちなみに2023年度太陽光発電システムの国内向け総出荷シェアによると

■1位:ジンコソーラー(20%)
■2位:カナディアンソーラージャパン(12%)
■3位:ロンジソーラーテクノロジー(10%)

という順番になっています。

世界での導入実績も多いですが、

日本国内での導入実績も多い

です。

まさひこ

知られていないメーカーではありません。

特徴② パネルを組み合わせて設置することが可能

※カナディアンソーラージャパン様_太陽光カタログから出典

カナディアンソーラーのパネルは

■410w
■315w
■270w

の3種類あります。

この中の

■410w+270w:横幅(流れ方向)が同じ
■410w+315w:縦幅(水平方向)が同じ

を組み合わせることによって、設置容量を増やせます。

サイズが異なるパネルを組み合わせて設置容量を増やすことができるメーカーは他にも存在します。

■シャープ:230w、151w、120w(台形)の3種類
■長州産業(Sがつく型番):223w、109w(台形)の2種類
■Qセルズ/ハンファ:430w、285wの2種類

シャープと長州産業に関しては

台形パネルがある

ため、寄棟屋根であっても空いている屋根面を余すことなく設置できます。

しかし、Qセルズ/ハンファに関しては

長方形パネルしかない

ため、寄棟屋根の場合はどうしても隙間ができます。

このような解説をすると

寄棟屋根で見た目重視であればシャープか長州産業の方がいいのでは?

と思われる方がいます。

カナディアンソーラー以外のメーカーで複数のパネルを組み合わせる場合、

価格が高く

なる傾向にあります。

発電量よりも見た目を重視しているイメージです。

しかし、カナディアンソーラーの場合は複数のパネルを組み合わせているにも関わらず

安価

という特徴があります。

カナディアンソーラーのパネルを組み合わせた5kWシステムとシャープ/長州産業の5kWシステムとでは見積提示価格が

税抜20~30万円

変わります。

そのため、見た目重視の場合は複数メーカーから見積もりを取ることをおすすめします。

まさひこ

面倒ですがメーカーごとに販売店を変えると適切価格が見えてきます。

特徴③ 同じメーカーで太陽光と蓄電池の設置が可能

※カナディアンソーラージャパン様_カタログから出典

2024年10月現在、シャープ/長州産業以外のメーカーであれば

■太陽光:Aメーカー
■蓄電池:Bメーカー

というように太陽光と蓄電池のメーカーが別々であっても問題ありません。

なぜシャープ/長州産業の場合はダメなのかについてはこちらのページを参考にしてください。

実際に営業活動をしていると

せっかく導入するのであればメーカーを統一したい

という声を多く聞きます。

2024年10月現在、太陽光と蓄電池を同じメーカーで作っているのは今回紹介しているカナディアンソーラーのほかに

■シャープ
■京セラ

の2社しか該当しません。

ほかの有名メーカーについては

長州産業:マルチ→オムロン、プラス→ダイヤゼブラ電機の2メーカーを取り扱い
■Qセルズ:ニチコン、ダイヤゼブラ電機、デルタ電子、京セラの4メーカーを取り扱い
■ネクストエナジー:単機能型→伊藤忠商事、ハイブリッド型→リミックスポイントの2メーカーを取り扱い

という現状です。

まさひこ

どれが一番良い組み合わせなのかは自家消費パターンによって変わります。

最後にひとこと

今回は太陽光メーカーである「カナディアンソーラー」について解説しました。

より詳しい説明を希望される方は優良店が多い

価格比較サイト

に登録されることをおすすめします。

嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり

専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる

サイトもあります。

各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。

  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 静岡県で太陽光や蓄電池などの個人宅営業をしているマサヒコと申します。太陽光業界は今年で11年目を迎えました。 説明訪問をすると意外に他社が話している内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多いので啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともマサヒコを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

-メーカー