静岡市で蓄電池を検討している方から
蓄電池の寿命の考え方を教えてほしい
と質問がありました。
寿命と聞くと
壊れるタイミング
を想定される方がほとんどです。
しかし、メーカーが考える寿命は
■太陽光:公称最大出力に対して○%未満になった場合
■蓄電池:蓄電可能容量が初期の○%未満になった場合
が判断材料となります。
今回は寿命の考え方について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
一般的な寿命の意味
寿命という言葉を検索すると
寿命(じゅみょう)とは、命がある間の長さのことであり、生まれてから死ぬまでの時間のことである。転じて、工業製品が市場に出てから退場するまでの期間(製品ライフサイクル)、使用限度や廃棄されるまでの期間(製品寿命)、あるいは様々な物質・物体の発生・出現から消滅・破壊までの時間などを言うこともある。
※wikipedia様_寿命 の意味から引用
と記載されています。
上記をそのまま引用すると、太陽光/蓄電池は寿命を迎えると
壊れる
ことになります。
しかし、メーカーが言う太陽光/蓄電池の寿命の考え方によると
○年後に壊れる
という言い方はしません。
太陽光/蓄電池の場合は動かなくなるわけではありません。
太陽光の寿命の考え方
一般的に太陽光の寿命は
30~40年
と言われています。
もちろん、設置環境によって多少の違いはあります。
太陽光の場合、30~40年後に壊れる(=発電しなくなる)わけではなく、
発電しにくく
なります。
メーカーによって違いがありますが、
公称最大出力に対して○%未満
になった場合、故障とみなされます。
長州産業の場合、
■最初の10年間(0~10年目):公称最大出力に対して81%未満となった場合
■11年目から15年間(11年目~25年目):公称最大出力に対して72%未満となった場合
が対象とカタログの保証欄に記載されています。
先ほどの文章は
出力保証
の部分に記載があります。
しかし、出力保証を使って太陽光パネルの交換をする場合、
パネルを取り外してメーカーに送り、検査をしてもらう必要
があります。
■パネルを取り外す費用
■取り外しにかかる足場費用
■パネルを再設置する費用
上記に関しては
出力保証の内容に含まれていない
ため、自己負担となります。
出力保証は25年ついているメーカーが多いので、使い始めてから25年間はそんなに発電量が下がることはありません。
蓄電池の寿命の考え方
蓄電池バッテリーの寿命はメーカーによって異なります。
■ニチコン(単機能)/NFブロッサムテクノロジーズ(スマートスターの単機能):6,000サイクル
■ニチコン(トライブリッド):10,000サイクル
■住友電工(パワーデポ):11,000サイクル
■シャープ/SOLARX/ダイヤゼブラ電機(アイビス7)/ジンコソーラー/ファーウェイ:12,000サイクル
■京セラ:20,000サイクル
※2024年12月現在
上記は有名メーカーが出している蓄電池のサイクル数です。
蓄電池の場合、上記の年数が経過すると壊れる(=充電しなくなる)わけではなく、
放電しやすく(消耗が激しく)
なります。
こちらもメーカーによって違いがありますが、
蓄電可能容量が初期の○%未満
になった場合、故障とみなされます。
ネクストエナジーの場合、
定格容量の60%を切ったとき
が対象とカタログの保証欄に記載されています。※リミックスバッテリー(ハイブリッド蓄電池)の方に記載あり
サイクル数に関しては少ないよりも多いものを選んだ方が吉です。
最後にひとこと
今回は「太陽光/蓄電池の寿命」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
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