【蓄電池メーカー「ダイヤゼブラ電機」について解説】他社には真似できないパワーコンディショナ容量の豊富さが魅力的(2024年11月現在)

函南町で蓄電池を検討している方から

ダイヤゼブラ電機というメーカーで見積りが出てきたけどこのメーカーは有名?

と質問が挙がりました。

蓄電池に限らずですが、日常生活で聞き馴染みがないメーカーであっても

業界内では有名なことが多い

です。

ダイヤゼブラ電機は

■数少ない日本製蓄電システム
■パワーコンディショナ(以下、パワコン)容量が3種類から選べる
■蓄電池ユニットの2台目を途中で追加可能

といった特徴があります。

今回はダイヤゼブラ電機について解説していきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

会社概要

※ダイヤゼブラ電機様_会社ホームページ トップページから出典

■本社所在地:大阪府大阪市淀川区塚本1丁目15番27号
■設立:1939年12月(旧社名である田淵電機時代も含む)
■資本金:3億3300万円
※ダイヤゼブラ電機様_会社概要から引用

蓄電池で有名なメーカーですが、

自動車機器・電気機器

で名高いこともあり

■産業用太陽光のパワコン製造
■V2Hシステムの製造

も行っています。

まさひこ

旧社名は田淵電機です。

特徴① 数少ない日本製蓄電システム

ダイヤゼブラ電機が製造している蓄電システムは

日本製

です。

価格比較サイトを通じて問い合わせがあったお客さんの家で説明をすると

国産の「太陽光」がいい

という要望がよく出ます。

しかし、

国産の「蓄電池」がいい

という要望はほとんど出ません。

蓄電池 = 海外製

のイメージがついてしまっているのでしょうか。

ダイヤゼブラ電機の場合は、栃木県大田原市にある

ゼブラ電子

というグループ会社が蓄電池の製造を行っています。

何か起こった際の

メンテナンス対応も早い

ため、販売店サイドから見てもおすすめできる蓄電池メーカーです。

まさひこ

ほかにも国産と謳っている蓄電池メーカーは存在します。

特徴② パワコン容量が3種類から選べる

ほかの蓄電池メーカーは蓄電池ユニットの機能が優れていても

ハイブリッド/トライブリットパワコンの容量が1種類しかない

ため、太陽光パネルが8kW以上載る場合に関してはかなりの過積載になる可能性があります。(2024年11月現在)

ちなみに

■オムロンのハイブリッドパワコン容量:5.6kW
■ニチコンのトライブリッドパワコン容量:5.9kW

となっています。

仮に過積載率を130%以内にする場合、太陽光パネル容量を

■オムロンのハイブリッド蓄電池を設置する場合:7.28kWまで
■ニチコンのトライブリッド蓄電池を設置する場合:7.67kWまで

に止める必要があります。

海外メーカーが過積載率200%でも可能と謳っていますが、個人的には130%以内がベストだと思っているため上記では過積載率130%で計算をしています。

ダイヤゼブラ電機の場合はパワコン容量が

■5.5kW
■8.0kW
■9.9kW

の3種類用意されています。

先ほど同様過積載率を130%とした場合、5.5kWパワコン以外では

■8.0kWパワコン:MAX10.4kWまで
■9.9kWパワコン:MAX12.87kWまで

太陽光パネル容量を増やすことができます。

太陽光パネルに求めている姿が光熱費削減と遮熱効果で、太陽光パネルが10kW近く載るのであればダイヤゼブラ電機の蓄電池がおすすめです。

ダイヤゼブラ電機は長州産業に対して蓄電池システムをOEM供給しています。

長州産業の蓄電池カタログ(スマートPVプラスの方)を見ると見た目は同じですが、パワコン容量は

■5.5kW
■9.9kW

の2種類しか選べません。

長州産業で太陽光と蓄電池のシステムを組む場合、

8.0kWパワコンを選択できない

ため、太陽光パネル容量に注意してください。

まさひこ

飛び込み業者でない限り、プラン提案時にちゃんと教えてくれるので安心してください。

特徴③ 蓄電池ユニットの2台目を途中で追加可能

ダイヤゼブラ電機の蓄電池は

■蓄電池ユニットが1台タイプ:7.04kWh
■蓄電池ユニットが2台タイプ:14.08kWh

の2種類に分かれています。

太陽光と一緒に蓄電池を検討していた際は価格重視で7.04kWhを選択したが、導入後の生活では意外に売電分があることが判明し

蓄電池ユニットを増やしたい

という結論に至る方は結構います。

ダイヤゼブラ電機の蓄電池ユニットを追加設置する場合、蓄電池システムを導入してから

3年以内

である必要があります。

理由は電気の性質に関係しています。

太陽光も蓄電池も

電圧が低いほうに引っ張られる

という性質があります。

例えば設置してから10年目の古い蓄電池ユニットに新しい蓄電池ユニットを接続すると、新しい蓄電池側が勘違いをして本来の数値よりも少ない電気しか充電できなくなります。

こうなると意味がないため、劣化具合が比較的緩やかな3年以内と決まっています。

蓄電池ユニットを追加する場合、

すでにパワコンがある状態

です。

そのため、大きなもので追加するのは

蓄電池ユニットのみ

となります。※追加した分の配線工事もあります

とはいえ、新たに工事費が100万円ほど発生するため、予算に余裕があるのであれば

初回検討時に14.08kWhの導入をおすすめ

します。

まさひこ

蓄電池ユニット2台(14.08kWh)であれば容量が大きいため、価格を頑張れる販売店が多いです。

最後にひとこと

今回は蓄電池メーカーである「ダイヤゼブラ電機」について解説しました。

より詳しい説明を希望される方は優良店が多い

価格比較サイト

に登録されることをおすすめします。

価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、

蓄電池メイン

で対応しているサイトもあります。

蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。

  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 静岡県で太陽光や蓄電池などの個人宅営業をしているマサヒコと申します。太陽光業界は今年で11年目を迎えました。 説明訪問をすると意外に他社が話している内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多いので啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともマサヒコを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

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