三島市で太陽光を検討している方から
ハンファカタログの後半に載っているエネまかせってなに?
という質問がありました。
エネまかせは
売電収入を最大限に引き上げてくれるサービス
です。
設置容量が9.9kW未満であれば誰でも
サービス利用可能
です。
今回はエネまかせについて解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
目次
ENEMAKASE(エネまかせ)の運営元
エネまかせのサービスを提供しているのは
Q.ENESTでんき(Q.ENESTホールディングス株式会社の傘下)
という会社です。
頭に「Q」とついているのでピンと来た方がいるかと思います。
これは
Qセルズの「Q」
です。
現在の社名はQセルズではなく
ハンファジャパン
です。
韓国財閥の日本法人で、2024年_TIME誌「世界で最も影響力のある100社」に選出されています。
ポッと出てきた会社ではないので安心です。
ENEMAKASE(エネまかせ)のサービス内容
エネまかせの特徴は何と言っても
余った電力(=売電分)を高値で売買できる
という点です。
2024年度に売電を開始した方の単価は、売電開始してから10年間であればいつでも
16円/kWh
です。
しかし、FITが終了した方(=卒FIT)/そもそもFITに申請していない方(=非FIT)の場合は
■東京電力管轄:8.5円/kW
■中部電力管轄:8円/kW
という単価です。
そこでエネまかせではJEPX(日本卸電力取引所)を通じて、
市場に高値がついたタイミングで電気の売買
を行っています。
売電先をエネまかせに変更すると、
①エネまかせ側で売電分を一時的にストック
②JPEX(日本卸電力取引所)で高値がついたタイミングでストックしていた売電分を放出
という流れを実行してくれます。
その結果、
いつも8.5円/kWの単価でしか売電できなかった電気が14円/kW(仮)で売れた
ということができるようになります。
例えば東京電力管轄で卒FITをして、月に200kWhが売電に回る家庭、売電できる単価の平均が14円(仮)である場合、
■売電先が東京電力のまま:200kWh×8.5円=1,700円
■売電先をエネまかせに変更:200kWh×14円(仮)=2,800円
という計算になります。
差額は1,100円です。
月単位では小さく見えますが、1年(×12か月)で計算すると結構な額になります。
売電量が多い家庭ほど差が大きくなります。
ENEMAKASE(エネまかせ)の注意点
10kW未満のFIT期間は10年間と決まっていますが、このエネまかせについては期間に縛りがありません。
エネまかせに売電先を変更して、この先ずっと高く売買できるのであれば嬉しい限りです。
しかし、JPEXと取引をするには
売買するための手間賃が発生
します。
この手間賃をエネまかせでは
売電料金の10%
と定めています。
先ほどの単元で
■売電先が東京電力のまま:200kWh×8.5円=1,700円
■売電先をエネまかせに変更:200kWh×14円(仮)=2,800円
という計算をしました。
売電金額が2,800円の場合、10%である280円が差し引かれます。
そのため、
手残りでいうと2,520円
となります。
10%の手間賃が発生するとは言え、売電先をエネまかせに変更することで
2,520円(エネまかせ)-1,700円(東京電力のまま)=820円
も上乗せして売電することができます。
私の場合はシミュレーション説明時にこのエネまかせを織り交ぜて話しています。
卒FIT/非FITであれば売電先を自由に選べる
このサービスに関しては
早めに切り替えたほうがお得だよー!
と日本全国に声を大にして伝えたいところですが、残念ながら全員ができるわけではありません。
あくまで
■卒FIT
■非FIT
の売電先が自由に選べるお客さん限定のサービスです。
FIT契約を電力会社と結んでいる場合に関しては、
10年間の契約が終了してから
でないとおすすめできません。
売電単価を上げられるというような話をすると稀に
蓄電池に溜めない方がいいの?
と質問を受けます。
購入する方の単価(=買電)は今現在も上がっており、電力会社によっては40円近いです。
売電すると14円(仮)、買電に充てると40円です。
そのため、目には見えないですが蓄電池に溜めて、それを
自家消費したほうが光熱費削減
につながります。
今回エネまかせに焦点を当ててますが、あくまでオプションのサービスという認識で構いません。
安いよりは高い方がお得です。
ENEMAKASE(エネまかせ)の申し込み方法
申し込み方法はエネまかせのホームページ右上にある「申し込み」ボタンをクリックして先に進んでいくだけです。
そのため、そこまで難しくないです。
入力するのは大きく
■個人情報
■太陽光発電システム情報
■振込先情報
の3種類です。
太陽光発電システム情報を入力する途中で
設備ID
というものが問われます。
設備ID取得方法については過去のブログで触れていたので、こちらのページを参照してください。
最近太陽光あるいは蓄電池を設置した方であればすぐに設備IDが出てきます。
最後にひとこと
今回は「エネまかせ」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。