太陽光と一緒にエコキュートを検討している方から
エコキュートの容量はどれにすればいいの?
と質問を受けました。
結論、容量は家族人数ではなく
生活パターンで判断
すればあながち間違いではないです。
実際に説明をしに訪問すると、
■タンク容量が分かれている点
■記載されているリットル数が90度のお湯の量という点
があまり知られていない現状です。
今回はエコキュートの容量選びと考え方について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
エコキュートの容量について
まずエコキュートは
■角型
■薄型
の大きく2種類に分かれています。角型は上図のような見た目をしています。
このサイズが
設置場所に収まるのであれば
この角型が採用されます。
しかし、設置環境によっては隣家との間が狭く、角型が入らない場合があります。
角型が入らない場合は上図の薄型が採用されます。壁と塀のすき間が500mm程度あれば設置が可能です。
薄型は、幅が430~440mm、奥行きが1,075~1,120mmとなっています。
タンク容量によって高さが異なり、370Lで約1,800mm、460Lで2,100mmとなっています。
容量は大きく
■180L:1~2人家族用
■300L:2~4人家族用
■370L/370L:3~4人家族用
■460L/430L:4~5人家族用
■550L:5~7人家族用
※2種類記載がある容量の右側は薄型の容量
の5種類あります。
180Lと300Lに関してはエコキュートライトあるいはコンパクトエコキュートと言い、都心部のアパート・マンションでしか使われないような型番となります。
そのため、戸建住宅に設置するのは
■370L/370L:3~4人家族用
■460L/430L:4~5人家族用
■550L:5~7人家族用
※2種類記載がある容量の右側は薄型の容量
のどれかです。
海が近い場合は一般地仕様ではなく塩害地仕様を選ぶ必要があります。
エコキュート容量を選ぶ際のポイント
エコキュートの容量を選ぶ際には
使用目的に合わせて
慎重に選ぶ必要があります。
冒頭で家族人数ではなく
生活パターンで判断
すればあながち間違いではないとお伝えしました。
シンプルに家族人数だけで判断するのであれば上図の選択方法で問題ありません。
しかし、大家族であっても
あまりお湯を使わない
という家庭も存在します。
例えば6人家族を想定した場合、あまりお湯を使わないにも関わらず家族人数に合わせて550Lを導入すると、お湯が使いきれずに余ります。
余ったら翌日に持ち越すことができますが、水あるいは湯は数日使わないと
異臭
を放ちます。その異臭を放った水あるいは湯が新しく補給された水に混ざると、全体的に
水質が悪くなる
ため、極力その日に沸かしたお湯はその日に使い切ることが望ましいです。
■370L/370L
■460L/430L
■550L
※2種類記載がある容量の右側は薄型の容量
先ほどから登場しているこの容量ですが、この数字はタンクに入っている
約90度のお湯の量
を表しています。
そのため、日常生活で使用する際は水を足す関係でこの数字より多めに使えます。
例えば浴槽にお湯を溜める場合、一般的に180L必要と言われています。180L分の90度のお湯だと火傷します。
水を足して冷ましながら180L分に調整するため、お湯を180L使用している訳ではありません。
6人家族でもお湯をあまり使わないために460ℓを導入しているお客様もいます。
エコキュートを出しているメーカー
現在エコキュートを出しているメーカーは
■三菱電機
■パナソニック
■ダイキン
■コロナ
■日立
■東芝(2024年3月31日に販売終了)
の6社あります。
ちなみに市場シェアで言うと
■1位:三菱電機
■2位:パナソニック
■3位:コロナ
の順になっています。
ほとんど機能に大差ないですが、強いて言うならコレ!というのを紹介します。
■三菱電機:配管洗浄機能のバブルが約0.1ミリのため、細かな汚れも落ちる
■パナソニック:AiSEG2というHEMSと連携可能
■コロナ:エコキュートのタンクが1枚ものの鉄でできているため劣化が少ない
エコキュートは2024年度こどもエコすまい支援補助金の対象になっているため、
■電気温水器からエコキュートへの変更
■古いエコキュートからの買い替え
を考えているお客さんには非常に有利です。正確な情報は公表され次第またお伝えします。
グレードが高いものも低いものも価格に大差ないため、給湯効率が高い型番を選ぶようにしてください。
最後にひとこと
今回は「エコキュート選び」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。
太陽光を取り扱っている販売店であればエコキュートも取り扱っています。