既存のお客さんから
パワコンが停止したから来てほしい
と依頼を受けました。
パワコンは太陽光パネルが発電した直流の電気を
交流に変換
しています。
変換器であるパワコンが停止しているということは太陽光パネルがただ
屋根に載っているだけの状態
です。
これでは意味がないのでパワコンが停止したらすぐに販売店を呼ぶことをおすすめします。
今回はパワコン停止について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
パワコンが停止すると起こること
パワコンが停止すると
■パワコンからエラー音が鳴る
■モニター/一括制御リモコンにエラーコードが出る
といった変化が起こります。
エラー音が鳴るのは
屋内パワコンである場合
です。屋外パワコンの場合は家の中についているモニター/一括制御リモコンに
エラーコードが表示
されます。
屋内パワコンが発報するエラー音はメーカーによってはうるさいため、パワコンの電源を落とした方がいいです。電源ボタンをポチッとするだけで電源が落ちるので簡単です。
電源を落とすと
エラーコードも消えてしまう
ため、電源を落とす前にエラーコードを控えておくことをおすすめします。
屋外パワコンの場合は発電モニター/一括制御リモコンにエラーコードが表示されます。
こちらに関しては
エラー音が鳴らない
です。鳴らないがために発見が遅れることもあります。
発電モニターを常日頃から確認している方であればすぐに気づきます。
パワコン停止中は太陽光パネルが稼働していない
太陽光パネルは発電した直流の電気をパワコンで交流に変換して、分電盤に電気を送っています。
パワコンが停止しているということは
電気の変換ができていない状態
です。
この場合、太陽光パネルは
ただ屋根の上に載っているだけ
の状態です。
載っているだけということはそもそも電気を創っていません。そのため、パワコン停止中に停電した場合に関しては非常用コンセントを使うこともできません。
太陽光システム+単機能型蓄電池を導入している場合、太陽光システム側のパワコンが停止しているだけで、
蓄電池側のパワコンは稼働
しています。この場合に関しては蓄電池に電気が溜まっていれば
停電時に電気を使うことが可能
です。しかし、太陽光が発電した電気を
充電することはできない
ため注意が必要です。
パワコンが停止している間は電気代が安くなりません。
パワコン交換以外のエラーコードも存在
パワコンにエラーが出た=交換時期なのでお金がかかる
と思われている方が多いです。
しかし、パワコンのエラーコードの中にはパワコン停止の他に
■パワコン内の温度上昇
■発電モニターとの通信異常
■家側の停電を確認
といった理由もあります。
パワコンエラーで問い合わせがあった際、販売店側は何のエラーコードが出ているのかの確認をします。
その場でメーカーに連絡をして対処方法を仰ぐことが多いのですが、機械が高温になる夏場に関しては
温度異常が多い
ため交換が発生することは少ないです。
中には交換にお金がかかるイメージが先行して
お金が用意できてから販売店を呼ぼう
と考えているお客さんもいます。
ここ最近の太陽光システムであれば
機器保証15年が付帯
されているため、本体交換になったとしても費用が発生しないケースが多いです。
パワコンが停止した際はぜひ臆さずに連絡が欲しいです。
メーカーに連絡しても問題ありません。
最後にひとこと
今回は「パワコン停止」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。