太陽光の説明で希望メーカーを聞くと大体
有名なシャープがいい
と要望が出ます。
太陽光市場が始まった当初は日本市場で
一番強いメーカー
と言っても過言ではありませんでした。
多くの太陽光メーカーの中で唯一、太陽光パネルを
縦置きできる
メリットもあります。
今回は老舗メーカーとも言われるシャープについて解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
会社概要
■本社所在地:大阪府堺市堺区匠町1番地
■設立:1935年5月
■資本金:50億円(2022年6月末現在)
※シャープ様_会社概要から引用
電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売
を主な業務としている会社です。
■冷蔵庫
■エアコン
■洗濯機
■掃除機
■電子レンジ
■扇風機
■電子辞書
■電卓
といった家電製品を多く生み出しています。
太陽光メーカーとしての存在も大きく、太陽光発電が市場に出た際は女優の吉永小百合さんを起用してCMを打っていました。
シャープは1959年に初めて
太陽電池の試作に成功
して、1966年に世界で初めて太陽光発電を長崎県尾上島灯台に設置しました。
固定価格買取制度(FIT)が注目され、国・県・市から補助金が出ていた2012年頃は太陽光の設置が全国で白熱していました。
どこの販売店でも
太陽光はシャープ
というのが定着していた時代です。
しかし、2016年4月に台湾の鴻海精密工業に買収されたことがきっかけで、太陽光パネルの生産工場が海外に移りました。
この頃あたりからシャープは国産というイメージが無くなり、同時に海外メーカーが日本市場に進出してきました。
太陽光の価格比較サイトもこの頃に多く登場しました。メーカー数が多くなってきたので、価格だけでは判断できない時代になりました。
特徴① パワコンが屋外仕様のみ
シャープ以外の太陽光メーカーには電気の変換装置であるパワーコンディショナが
■屋外仕様
■屋内仕様
の2種類あります。
しかし、シャープに関しては
屋外仕様のみ
です。
他メーカーの場合、屋根面積の関係で設置できる太陽光パネルの枚数が少ないと
屋内パワコン+接続箱
の2点セットを設置する必要があります。
しかし、シャープであれば少ない枚数であっても
屋外パワコン1台
で完結するため見た目がスッキリしています。
付帯物が少ない方が建物の強度的にも有利です。
特徴② 発電モニターが壁付け
太陽光システムだけ設置をする場合、発電モニターが
卓上タイプ
のメーカーが多い中、シャープに関しては
壁付けタイプ
です。※蓄電池セットの場合は壁付けモニターが多いです
発電モニターに関してはこちらでも解説しています。
壁付けであるメリットは発電モニターを
持ち運んで落とすリスクがない
ことにあります。落とすリスクがないという点から、シャープは太陽光パネル・パワコン同様、
発電モニターにも10年保証
が付帯されています。(まるごと15年保証に加入した場合は15年保証です)
他メーカーの卓上タイプモニターの場合、持ち運んで落とすリスクがあるため保証年数は2年です。
ブラックソーラーの場合は保証年数に違いがあります。
特徴③ パネルの縦置きが可能
シャープ以外の太陽光メーカーの場合、太陽光パネルは基本的に
横置き限定
となっています。
しかし、シャープパネルについては
縦・横置き対応
になっているため、レイアウト的に枚数が載らない場合に
パネルの向きを変える
ことで解消することがあります。
縦置きできるパネルはシャープのノーマルパネルだけではなく、
■サイズ小型化
■高効率化
しているブラックソーラーでも対応可能です。
予算に合わせてパネル種類を変えることをおすすめします。
最後にひとこと
今回は太陽光メーカーの1つである「シャープ」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。