御殿場市で蓄電池を検討している方から
HEMSってなに?
と質問がありました。
HEMSは
電気の見える化
を可能にする家電製品です。
具体的には
■各電化製品の電力使用状況
■各電化製品の遠隔操作
ができるようになります。
今回はHEMSについて解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
HEMSとは
HEMSはHome Energy Management System(ホームエネルギーマネジメントシステム)の略で
エネルギーの使用状況を一括管理できる優れもの
です。
太陽光発電や蓄電池を設置しているのであれば、
■太陽光発電が創った電気の量
■↑を自家消費している量
■使っていないのであれば売電している量
■蓄電池から自宅に向けて放電している量
といった項目をHEMSの画面で確認することができます。
発電モニターと同じような情報を自身のスマホあるいはパソコン画面で見ることができます。
ちなみに政府は
2030年までにHEMSを全世帯で普及させること
を施策の1つとしています。
どのメーカーのHEMSを導入するかによって何ができるかが変わります。
HEMSの特徴① 各電化製品の電力状況が分かる(シャープ)
上記はシャープのクラウドHEMS(タップ式)です。
通常家電製品を使う際は、コンセントを差すことで電源が入るようになります。
このタップは家電製品のコンセント(差す方)と壁についているコンセント(差される方)の中間に
挟んで使用
します。
クラウドHEMSを挟むと、このタップの中に入っている計測器を通じてHEMS管理画面に家電製品の使用電力量のデータが飛ぶようになります。
結果として自身のスマホあるいはパソコンで見る管理画面で
何の家電製品が何w消費しているのか
を一元管理することが可能になります。
現在の技術では家の中にある家電製品の電気使用状況が見えるだけですが、今後は水道やガスの情報も
同じ管理画面で見える化される予定
です。
ご年配の方の安否確認でHEMSを導入してもらうという未来予想図も紹介されていました。
HEMSの特徴② 家電製品の遠隔操作が可能(シャープ)
こちらに関してはあくまで
同じメーカーの家電製品であること
が前提条件となります。
お家の中にシャープの家電製品(HEMSの規格対応のもの)があり、尚且つシャープのHEMSを導入したよ!という場合であれば、
家電製品の遠隔管理
が可能です。
このような説明をすると、
遠隔制御できるのはシャープHEMSだけ?
という疑問が生まれます。実際のところ違います。
2018年、賃貸大手のレオパレスが
声で操作ができるHEMS
を発表しました。このHEMSにはAmazonが絡んでいます。
このHEMSは備え付けの家電製品を
手持ちのスマホで遠隔操作できる
ことで話題になりました。
レオパレスの新築物件では2016年10月からHEMSを標準搭載しているとのことなので、HEMSの導入率だけで見たらレオパレスが一番実績があるのかもしれません。
今後はHEMSつき物件が増えていく見込みです。
DR/DER補助金で使うHEMSは別物
ご自身で購入するタイプのHEMSに関しては前の単元で解説したように
■電力の見える化
■遠隔操作
が可能です。
しかし、DR/DER補助金で同時設置するHEMSに関してはアグリゲーターが
蓄電池内の電気をコントロールするため
に設置が必要です。
そのため、設置したお客さん側では何も楽しめません。ただ、補助金をもらうためだけにつけています。
実証実験が終了したあとにご自身のスマホあるいはパソコンで見える化できるメーカーもあれば、実証実験が終了しても
何も使えず役に立たない
メーカーもあります。
どのメーカーのHEMSがつくかは、販売店がどのアグリゲーターの傘下にいる商社で
蓄電池を仕入れているのか
によります。
詳しくは説明に来た販売店に聞いてみてください。
個人的にはNextDrive製HEMSが良いです。DR/DER補助金でも管理用でも使えます。
最後にひとこと
今回は「HEMS」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。