蓄電池の説明をしたお客さんから
特定負荷型の蓄電池を導入するよりもスマートエルラインライトを導入した方が手出しが少なく災害対策ができるから魅力的だよね
との意見が出ました。
このスマートエルラインライトという商品は
2023年に出た商品
です。
知名度はまだ高くありませんが、
■特定負荷型の蓄電池と同じ能力
■導入費用が安い
■ACコンセントを搭載している車から電気を取れる
といった特徴があるため一部地域では既に人気があります。
蓄電池需要が高まってきているので、今回はこの商品について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
スマートエルラインライトは日東エルマテリアルの商品
この商品は大阪市に本社がある
日東エルマテリアル
という会社が出している商品です。
Nittoのロゴで有名な日東電工株式会社のグループ会社です。
電気に強い企業が今回のスマートエルラインライトのような災害用設備を手掛けているという時点で既に安心できます。
この商品を京セラがOEMとして取り扱っています。
蓄電池ではないです。
スマートエルラインライトの商品特徴
いざ停電になったときは
①非常用コンセントを使う
②蓄電池の電気を使う
ことで停電を回避できますが、
①:太陽光発電があることが前提
②:蓄電池があることが前提
となります。
この場合、太陽光発電も蓄電池もない場合はどうにもならないという結論に至ります。
そこで登場するのが「スマートエルラインライト」です。
この商品は
100VのACコンセントが付いている自動車から電気が取れる
という特徴があります。
電気自動車に溜まっている電気を家の中で使うにはV2Hという商品が必要ですが、このスマートエルラインライトを使うと
ハイブリッド車からも電気を取ることが可能
になります。
そのため、
■電気自動車はまだ高くて手が出せない
■V2Hを導入するのは数年先
と考えている方におすすめの商品です。
①車内のAC100Vスイッチを押す
②車内のコンセントに専用のケーブルを差す
③家の外壁に取り付ける屋外電源入力BOX内のコンセントに②の専用ケーブルをドッキングさせる
の順番に進むと、家の中の特定した負荷が使える流れになります。
車内から外壁のBOXまで
ケーブルが伸びることになる
ため、駐車場に多くのものを置いている場合は不便です。
付属機器は上記の合計4種類となります。
メーカーにもよりますが、特定負荷型の蓄電池を購入すると税抜150万円前後します。
ただ、こちらの商品については
MAX50万円
であるため、蓄電池の導入費用と比べると約1/3で済みます。
AC100Vコンセントが付いていても、ガソリンが入っていなければ意味がないのでガソリンを入れておく必要があります。
対応車種は意外と多い
V2Hを使用するには電気自動車にV2Hを接続する必要がありますが、このスマートエルラインライトについては
ACコンセント搭載車であれば接続可能
です。
そのため、必ずしも
電気自動車である必要はない
です。
ACコンセント100V/1,500w搭載車は
■トヨタ:アルファード、ヴェルファイア、ヴォクシー、エクスファイア、シエンタ、クラウン、ノア、カムリ、ハリヤー、プリウス、プリウスPHV、プリウスα、ミライ、ヤリス、カローラスポーツ
■ホンダ:オデッセイ、オプションでステップワゴン
■ダイハツ:オプションでアルティス
といった多くのメーカーで取り扱いがあります。
もちろん、
電気自動車も接続可能
です。
電気自動車を持っている方はまだ少数ですが、上記のラインナップであれば持っている方が多いと思います。スマートエルラインライトを追加すれば簡単に停電対策をすることができます。
最後にひとこと
今回は「スマートエルラインライト」についての解説をしました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
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蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
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