【静岡県富士市のゼロカーボンチャレンジ補助金を検討している方に朗報】FIT適用をしなくても東京電力エナジーパートナーと売電契約が可能

富士市で太陽光と蓄電池を検討している方から

太陽光の補助金をもらい、且つ8.5円で売電申請することは可能か

と問い合わせがありました。

結論、

可能

です。

今年度(2023年度)に太陽光のFIT申請をすると、16円が適用になります。

しかし、FIT適用をしてしまうと、

太陽光補助金の対象外となってしまう

ため、他に方法はないのかという問い合わせです。

今回はこの話題について触れていきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

ゼロカーボンチャレンジ補助金はこんな内容

※富士市役所様_ゼロカーボンチャレンジ補助金チラシから出典
※富士市役所様_ゼロカーボンチャレンジ補助金チラシから出典

富士市 ゼロカーボンチャレンジ補助金」と検索すると、補助金概要がヒットするので詳細はこちらを参照してください。

ちなみに太陽光以外も補助金対象となっています。

FIT制度が始まった当初は国が主体となって自然エネルギーを多く取り入れようと模索していたため、太陽光発電に対して

国・県・市の3か所から補助金が出ていた

ことがあります。

この頃は太陽光のkW単価が60万円と今では考えられないほど価格が高かったですが、3か所からの補助金を差し引くとkW単価が35万円前後となりました。

そのため、今よりも少し高い価格帯で太陽光が導入できたイメージとなります。

国・県の補助金については無いに等しいですが、市の補助金に関してはまだ残っている地域もあります。※静岡県の場合

市に関しては出ていると言っても雀の涙である地域が多い中、

今回のゼロカーボンチャレンジ補助金は1kWあたり73,000円が対象

のため、設置容量が大きい方にとってはおすすめの補助金となります。

ただし、

太陽光の容量とパワコンの容量の低い方の数字が適用される

ため注意が必要です。

もらえる額が大きいため申請が集中しており、予算を超える申請があった場合には抽選になるので

枠が取れた方に関しては非常にラッキー

です。

まさひこ

申請期間が終了しても予算が残っている場合に関しては2024年2月末まで受付してくれるので、終盤にこの補助金に気づいた方にもチャンスがあります。

補助金を申し込む際の注意点は「FIT制度の認定を取得しないこと」

※富士市役所様_ゼロカーボンチャレンジ補助金チラシから出典

主な要件に

FIT・FIP制度の認定を取得しないこと

と記載があります。

FIP制度は産業用太陽光で出てくるワードなので住宅用では聞き馴染みないと思いますがFIT制度と似たような仕組みのことを指しています。

FIT制度の認定を取得しない=売電16円の申請をしない

ことを意味します。

一般的に太陽光の設置をして2023年10月末頃までの申請であれば

16円の単価が適用

されます。しかし、16円で売電を始めてしまうと

この補助金の要件を満たしていない

です。

そこで出てきた質問が冒頭に記載した、初年度から8.5円の申請が可能なのかという内容です。

東京電力エナジーパートナーに確認したところ、

再生可能エネルギー発電についての内容に従って、低圧の自家消費申込申請をすれば8.5円で売電申請が可能

と判明しました。上記は基本的に販売店の電気申請担当者が行うことであり、導入するお客さんがやることではありません。

補助金概要について富士市役所の環境総務課で確認したところ、他の注意点もありました。

■発電量・電気使用量等に関するデータを5年間保管:保管は5年間だが、導入してから1年間に関しては実データを提出する必要がある
■補助金が支払われるタイミング:交付申請を提出して数か月後に補助金が入金されるが、(要件の1つである)発電した電気を30%以上自家消費できていない場合は補助金を返還してもらう

太陽光の導入検討時から明らかに電気使用量が多く、30%どころかほぼ使ってしまうという家庭であれば特に気にすることはありません。

しかし、

昼間ほとんどいない方については要注意

です。

太陽光と同時に蓄電池も検討している方であれば、

溜めた電気を自家消費することで30%を達成できる可能性

があります。

まさひこ

1つのお家に2世帯・3世帯で住んでいれば自家消費率問題はすぐに解決します。

補助金があるのであれば使った方がいい

あまりにも補助金の残予算額が少なく、時間がない場合についてはご自身で申請したほうが無難です。

しかし、太陽光や蓄電池のような補助金の場合は

販売店が代行して行ってくれる場合がほとんど

です。悪いな~という気持ちは置いておいて、契約時に

補助金申請までやってもらえるんですよね?

と聞いた方が後々有利になりますので販売店をぜひ活用してください。

まさひこ

できないと言われた場合は、販売と工事が別会社の可能性があります。どこからどこまでが販売店の範疇なのか責任の所在を明らかにしておくことも重要です。

最後にひとこと

今回はピンポイントで静岡県富士市に出ている「ゼロカーボンチャレンジ補助金」について解説をしました。

より詳しい説明を希望される方は優良店が多い

価格比較サイト

に登録されることをおすすめします。

嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり

専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる

サイトもあります。

各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。

  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 静岡県で太陽光や蓄電池などの個人宅営業をしているマサヒコと申します。太陽光業界は今年で11年目を迎えました。 説明訪問をすると意外に他社が話している内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多いので啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともマサヒコを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

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