新築で太陽光を検討している方から
モニターを埋め込みタイプにしてほしい
と要望がありました。
太陽光と蓄電池のセット導入であればほぼ確実に埋め込みタイプです。
しかし、太陽光のみ導入だと
シャープであれば可能
という回答になります。
シャープ以外のメーカーに関してはコンセントを差して確認する卓上タイプしかありません。
今回は発電モニターに関して解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
卓上タイプ(シャープ以外の場合)
上記は長州産業とカナディアンソーラーのモニターです。
■長州産業:カラーモニターセットと書かれている左に「別売」
■カナディアンソーラー:タイトルのモニタシステムと書かれている右側に「オプション」
と書かれています。
シャープ以外のメーカーに関しては太陽光の発電量を
■屋内パワコン:パワーコンディショナ(以下、パワコン)の液晶部分(メーカー名が書かれている部分の下)
■屋外パワコン:一括制御リモコンの液晶部分(16.0kWと表示されている部分)
で確認することが可能です。
そのため、発電モニターに関しては基本的に
オプション扱い
になっています。
太陽光のみで提案しているお客さんの場合、発電モニターなしだと発電量が確認できるものが何もありません。
そのため、おせっかいで見積書に発電モニターを入れています。
ちなみに発電モニターがオプション扱いである旨を説明している販売店は優良店です。
発電量に関しては、
パワコンあるいは一括制御リモコンさえあれば確認できる
ため十分です。
しかし、
■電力会社に売電している分
■自家消費量
を確認する場合は
発電モニターがないと不可能
です。
上記では長州産業とカナディアンソーラーを例に解説していますが、パナソニックのパワコンを使用しているメーカーであれば基本的に卓上タイプのモニターです。
見分けるポイントは保証年数です。
一般的に機器保証には
■パワコン
■接続箱
■取付架台
■延長ケーブル
など
が含まれています。
しかし、
発電モニター(カラーモニター)については2年保証
となっています。
理由としてはモニターの場所を移動する際、誤って落として壊れる可能性があるからです。
一方で、
■コンセントを差すタイプなのでどこでも好きな場所に持ち運べる
■必要ないと思ったらすぐに片づけられる
というメリットもあります。
工事の際にモニターが入っていた箱をお客さんに渡しています。
その箱の中にネジと留め具が入っているので、DIYで壁に設置することも可能です。
モニターの種類で選ぶよりは性能で選んだ方が長い目で見たときに有利です。
埋め込みタイプ(シャープの場合)
シャープの場合は発電モニターが
壁に埋め込むタイプ
です。多くのお客さんがイメージするのはこちらのタイプです。
シャープの場合はパワコンの電源オン/オフをこの発電モニターで行うため、
パワコン~モニター間を有線LANで接続する必要
があります。
そのため、持ち歩ける卓上タイプではなく壁に埋め込み、固定する必要があります。
埋め込みタイプは
■常に壁に埋まっているので設置スペースを取らない
■壁の中で配線を回しているのでコンセントが必要ない
■持ち歩いて落とす心配がないので保証が長期
といったメリットがあります。
壁に埋め込むタイプだと移動して落とすことがないため、モニターに対しても長期保証である10年(無償)あるいは15年(有償)が付帯しています。
タッチパネル式であることでだいぶ見やすいです。
いまの主流はHEMSで確認
HEMSに関してはこちらのページで詳しく解説しています。
自宅の中のエネルギー使用状況をひとまとめにして、スマホで素早く確認したいという方にはこのHEMSがおすすめです。
しかし、ネット環境に弱かったり、リアルタイムの情報を知りたいという方にはモニターの方をおすすめします。
メーカーにもよりますが、HEMSの場合は
リアルタイムではなく、30分ごとに情報更新
されることもあるため必ずしも最新ではないです。
パナソニックから出ているアイセグ2という商品であれば、必ずしもパナソニック製の家電製品を組み合わせる必要がないです。
ちなみにこのアイセグ2は自身のスマホやパソコンのほかにモニター機能もあるため使い方が幅広いです。
HEMSに対して補助金を出している自治体もあります。
最後にひとこと
今回は「発電モニター」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。