太陽光の説明で訪問した際、
太陽光の変換効率とパワーコンディショナ(以下、パワコン)の変換効率を掛け合わせて数字を大きくした方がいいと聞いたが本当?
という質問がありました。
結論、その通りです。
確かに太陽光とパワコンの変換効率が高い方が
効率的に電気を創れるので理想的
です。
ただ、住宅用の太陽光システムを設置するのであれば、太陽光とパワコンを同じメーカーにした方が
長期で保証が付帯
します。
アパートや野立てといった産業用システムの場合は費用的な問題もあり、太陽光とパワコンのメーカーを分ける場合があります。
今回は住宅用システムとして解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
パワコンの変換効率はどのメーカーを選んだとしても大差ない
太陽光パネルの変換効率については各メーカーでバラツキがあります。
しかし、パワコンの変換効率については
ほとんど大差ない
現状です。
有名メーカーを比較すると
■シャープのパワコン:96.5~97%
■京セラのパワコン:96.0%
■長州産業のパワコン:96.5%
となります。
パッと上記の数字を見ると、
シャープが魅力的
に見えます。
しかし、シャープは太陽光パネルの変換効率が若干低めなので、パワコンの変換効率と掛け合わせると低めとなります。
上記はパネル情報です。
■シャープの太陽光(254w):19.0%
■京セラの太陽光(370w):20.3%
■長州産業の太陽光(340w):20.0%
「セル」変換効率ではなく「モジュール」変換効率で比べています。
説明の際に「太陽光パネル」の発電量や変換効率に触れることはあっても、パワコンの変換効率に触れることはあまりありません。
突っ込まれたくないことについては自分から説明しない販売店が多いので、
頑なに資料の開示をしない販売店には注意
してください。
飛び込み業者は「安いので〇〇がおすすめ」と1社しか勧めてこないことがあります。
パワコンの変換効率の平均は96.5%
先ほどの単元で京セラパワコンの変換効率が96.0%とお伝えしました。
具体例を挙げていないメーカーも含めると
96.5%が変換効率の平均値
となっています。
三菱電機が太陽光市場に参入していた頃は、当時最高の変換効率で
98.5%
のものが存在していました。
しかし現在は撤退しているのでこの数値のパワコンは存在していません。
産業用であればパワコンメーカーであるサングロウという会社が
98.9%
という驚異的な数字を出しています。
ただ今回の内容は住宅用に特化しているので、住宅用の数字で言うと平均96.5%となります。
平均値を取っておけば間違いないです。
それぞれの変換効率が指す意味の違い
先ほどから太陽光パネルとパワコンの変換効率について解説していますが、
■太陽光の変換効率:太陽からの光を電気に変える効率
■パワコンの変換効率:直流から交流に切り替えるときの効率
を指しています。
単純に変換効率が高いメーカーで検討しているのであれば、太陽光パネルの変換効率とパワコンの変換効率の掛け合わせで数字が最大限になる組み合わせを選べば良いです。
メーカーによっては
■独自の保証制度がある
■純国産である
と特徴が異なるため、何を重視するかによっておすすめメーカーが変わります。
取得しているお見積りに納得がいかないようであれば比較サイトを活用するのもありです。
最後にひとこと
今回は「太陽光パネルの変換効率とパワコンの変換効率」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。