商社から
発展型太陽光パワコンが登場した
との話が舞い込んできました。
この商品の登場により、今まで非常用コンセントからしか取れなかった非常用電源が
家の中のどこからでも取れる
ようになります。
他には
■使える電気の上限が最大1,500wだったものが、最大5,900wに変更
■PID対策が可能
といった特徴があります。今回は
蓄電池の話ではない
です。そのため、電気を溜めることはできません。
今回はニチコンから出た発展型太陽光パワコンについて解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
非常用コンセントについて
太陽光システムは
■太陽光パネル
■太陽光用のパワコン
の2種類で構成されています。
そしてパワコンの位置を屋内にするか屋外にするかで非常用コンセントの場所が異なります。
詳細はこちらでお伝えしていますが、この非常用コンセントは屋内パワコンであれば
本体の側面か底面
についています。屋外パワコンの場合はお家によって異なります。
非常用コンセントは停電時に
最大1,500wまで非常用電源が取れる
ことがメリットです。しかし、
■太陽光パネルがどれだけ発電していても最大1,500wまでしか使えない
■非常用コンセントから延長コードで伸ばした範囲にある家電製品しか使えない
■1,501w以上は同時接続ができない
※晴れている前提
というのがデメリットです。
非常用コンセントの存在自体を忘れてしまっている方もいます。
発展型太陽光パワコンの詳細
パワコンの型番は
ES-E1
です。20kgという重量を大々的に謳っていますが、一般的な屋外パワコンの重量も20kgです。そのため、
重量に関しては変わらない
です。
見た目に関しては横幅405mm×高さ478mm×奥行192mmであるため、一般的な屋外パワコンよりも
■横幅:39mm(約4cm)
■高さ:52mm(約5cm)
大きくなります。
人によっては誤差の範囲です。
発展型太陽光パワコンの特徴① すべてのコンセントから非常用電源が取れる
発展型太陽光パワコンを設置したから全負荷になるわけではありません。パワコンと一緒に
自動切換開閉器という機械を設置
することによって、
全負荷
になります。
今までの非常用コンセントでは、停電になったとしても
コンセントが届く範囲のみ
の家電製品しか使えませんでした。しかし、今回のパワコン+切換開閉器を導入することにより
すべてのコンセント
が使用可能です。
蓄電池の特定負荷型は200vコンセントの使用が不可ですが、今回のパワコン+切換開閉器だと
200vコンセントの使用も可能
です。しかし、通常の非常用コンセントと考え方が同様で、太陽光が瞬発的に5,900w(5.9kW)以上発電していれば
最大5,900wまで
使用することができます。曇り空で瞬発的に1,000w(1.0kW)しか出ていない場合は最大1,000wまでしか使用できないため、そもそも出力が高い
200vコンセントは使用できない可能性が大
です。
過積載で太陽光を設置する際におすすめのパワコンです。
発展型太陽光パワコンの特徴② PID対策が可能
PIDとは何ぞやという解説はこちらでしています。
今まで直接PID対策が可能なメーカーは
オムロンのみ
でした。エネテクト2という機械を追加すると
長州産業
でもPID対策が可能です。しかし、パワコンのみでPID対策ができるわけではありませんので、今回は省略します。
今回の発展型太陽光パワコンがニチコンから登場したことにより、PID対策できるメーカーが
■オムロン
■ニチコン
の2社となりました。オムロンはPID対策が可能なだけであって、全負荷パワコンではありません。
パワコン交換のタイミングで発展型太陽光パワコンを選択するのもありです。
最後にひとこと
今回はニチコンから出た「発展型太陽光パワコン」について解説しました。
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