伊東市で太陽光を検討している方から
台風が来たときに安心な保証がついているメーカーがいい
というご要望をいただきました。
台風の影響で太陽光システムが故障した場合は機器保証ではなく、
自然災害保証の範疇
となります。
太陽光システムに自然災害補償を付帯させる場合は
■自然災害補償が付帯するメーカーを選ぶ
■任意で販売店が提案してきた自然災害補償に加入する
という方法があります。
今回は自然災害補償について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
基本的にメーカーの指示通り工事をしていれば安心
太陽光パネルの発注をする際は以下の流れで進みます。
①メーカーあるいは商社に設計依頼
②メーカーあるいは商社からパネル設置レイアウトと販売店用の見積もり、発電シミュレーション、施工レイアウトが出てくる
③②の内容で変更が無ければ発注
②の中に
施工レイアウト
というものがあります。
施工レイアウトには、屋根のどの位置に
■太陽光パネルを設置するのか
■金具/レールを設置するのか
が記載してあります。
この施工レイアウトに沿って適切な工事をしていれば問題が起こる確率は
非常に低く
なります。
しかし、
■設置する会社の規模や今までの施工実績
■職人の腕
に左右されることもあるため、100%大丈夫ではありません。
施工レイアウトは工事の際のみに使用するためお客さんの手元に渡る資料ではありません。
太陽光パネルは瞬間最大風速60m/sに耐えられる
基本的に太陽光パネルは
瞬間最大風速60m/sの風に耐えられる
ように建築基準法で定められています。
では
60m/sってどれくらい?
という話になるのですが、以下の表を参考にしてください。
60m/sは
家が倒壊するレベル
です。
よくニュースで聞くレベルの台風は
瞬間最大風速30m/sが多い
ため、その2倍の強さの風が吹くと飛ぶ可能性が出てきます。
過去のデータで見ると、
■1961年9月16日:高知県室戸岬で84.5m/s
■1966年9月5日:沖縄県宮古島で85.3m/s
※NHK様_NHK放送文化研究所から引用
という記録がありますが、直近の台風は上記でもお伝えした
瞬間最大風速30m/s前後
であるため、今の時代だとそこまで気にする必要はないです。
太陽光パネルは屋根構造の中の「垂木」部分に固定するため、太陽光パネルが飛ぶのは屋根が飛ぶときと言われています。
販売店対応に不安がある場合は自然災害補償を付帯するのがおすすめ
設置をする販売店に不安が残るのであれば念のため
自然災害補償を付帯する
という方法があります。
お家で入っている火災保険の延長上で(太陽光システムに対して)自然災害補償を付けるというのもアリですが、太陽光が専門でない販売店の保証だと、
太陽光パネル以外の付帯物に対しては対象外
になることがあります。
私が働いている会社でも自然災害補償の案内をしていますが、対象物は
■太陽光パネル
■パワコン
■架台
■金具
といった太陽光システムを設置するにあたって絶対に取り付けるものが対象となります。
台風被害は一般的に
風災
という区分です。
お家の火災保険会社を通じて加入するよりも、太陽光システムの販売店を通じて加入した方が
■補償対象物が多い
■加入費用が安い
ことが多いので、販売店経由で加入することをおすすめします。
上記は別途加入する想定でお伝えしましたが、最初から自然災害補償が付帯されているメーカーも存在します。
現時点では
京セラのみ
です。
※販売店が動産保険の申請をしている場合はシャープも対象となります。
京セラが出しているトリプル保証に加入すれば、
自然災害補償が自動的に付帯される
ため、別の会社を通じて保険に加入することに対して不安を感じている方がいれば、京セラをおすすめします。
自然災害補償には一般的に「地震」が含まれません。
最後にひとこと
今回は「自然災害補償」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。