静岡市で太陽光を検討している方から
メーカー・容量・パワコンが同じなのになぜこんなに金額が違うの?
と質問が出ました。
一般的な営業会社であれば太陽光パネル一式の仕入れ値に人件費や部材費、儲けを上乗せして御見積りを提示しています。
■メーカーから直接仕入れているのか
■商社を通じて仕入れているのか
によっても金額が異なりますが、分かりやすく異なっているのが
工事費用の部分
です。
今回は工事費用、工事内容について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
販売会社によって工事費用がバラバラ
屋根条件は基本的に同じなので複数の販売会社に見積もりを依頼している場合、
■メーカー
■パネル容量
■パワコン容量
は大体同じになります。
しかし、工事費に関しては
販売会社によってバラバラ
です。
理由としては
■自社施工or孫請け会社に丸投げ
■使用している部材の種類が異なる
といった事情が存在するためです。
提案を受けるがままではなく、気になった点はどんどん突っ込んでいった方が有意義な提案内容に近づきます。
写真や実物を使って説明してくれる会社であれば信用できます。
配線方法が配管の場合
こちらが
配管の場合
です。
配管の場合だと、引き込む配線の量によっては管も多くなるため
見た目が悪く
なります。
しかし、工事費用に関しては非常に安価のため、
価格重視の方にはおすすめ
です。
またつなぎ目がないため、雨が降った際に
配管内に染み込むリスクがほとんどない
です。この配管の正式名称は「合成樹脂可とう電線管」といい、よくPF管と略されます。
このPF管は2種類に分かれており、1つがPFS管で、もう1つがPFD管です。
■PFS管:シングル構造
■PFD管:ダブル構造
シングルよりもダブルの方が高いのですが、ダブルの方が構造がしっかりとしているため、
多くの販売店ではこちらを採用していることが多い
です。エアコンの室外機から伸びているのが大体PFS管です。
管が乾燥するとパリパリになってしまい、割れることが多いです。
エアコンの室外機の場合、中を通っているのが水のため管がパリパリになったとしても大して被害はありません。
しかし、太陽光の配線の場合は管がパリパリになり、中が見えてしまった場合、
電気配線が露出することを意味する
ので感電の恐れがあり注意が必要です。
PFD管は二重構造になっており、PFS管の中にもう1層あり衝撃に強いです。
そのため、外側の管がパリパリになったとしても内側が守られており安心です。
ただ絶対安心というわけではありませんので販売店がどのような工夫をするのか聞いてみてください。
工事方法について詳しく説明してもらえない場合は孫請け会社に丸投げしているパターンです。
配線がダクトカバーの場合
こちらが
ダクトカバーの場合
です。
見た目が良い
ため、美観重視の方におすすめです。
価格的には少々高くなります。ちなみに配管とダクトカバーの価格差は5万円前後です。
配管と異なり、つなぎ目が多くなるため劣化が進むと
つなぎ目から雨水が浸水する可能性
があります。
雨水は基本的に上から下に落ちるため、ダクトカバーの最下部に小さく穴を開けていることがあります。
これは雨水を逃がすためにわざと開けているので不良品を使っているわけではありません。
工事費の平均は電気工事代と合わせて20万円くらいですので、10万円以下の場合は疑ってください。
最後にひとこと
今回は主に「工事内容」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。