【太陽光メーカー「WWB」について解説】主力ブランドのMaxarはパナソニックのHITと同等の実力を持つ

太陽光を検討している方から

カインズホームでおすすめをしている太陽光について詳しく聞きたい

と依頼がありました。

カインズホームで行われている催事でPRをしているのはWWBという会社のブランドである

Maxar(マクサ)

というパネルです。

このパネルは今は無きパナソニックのHITと同等の実力があり、

高温の夏場でも実発電量が高い

というのが売りです。

今回は太陽光メーカーであるWWBと主力商品であるMaxar(マクサ)のパネルについて紹介していきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

会社概要

※WWB様_ホームページトップ画面から出典

■本社所在地:東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー 5F
■設立:2006年6月
■資本金:1億円
※WWB様_会社概要から引用

主な業務は

■太陽光発電システム関する製品の企画・製造・輸出入及び販売、施工などのグリーンエネルギー事業
■中古船舶の輸入及び販売・レンタルなどの建設機械・建設機器事業

です。

まさひこ

あまり聞きなれないメーカーですが、最近できた会社ではありません。

取り扱いパネルは2ブランドある

※WWB様_会社概要から出典

今回は主にMaxarについて紹介しますが、会社自体は

■Maxar
■VSUN

の2ブランドのパネルを市場に出しています。

※WWB様_会社概要から出典

現在はどこの主力メーカーもパネル製造先が中国であることが多いですが、WWBについては

ベトナム

に製造工場があります。厳密にはグループ会社が保有している工場です。

製品の品質を示す

TUVライセンス

の取得もしており、安心できるメーカーです。しかし、そこまで認知度が高くないため

取り扱いをしている販売店が少ない

現状です。

まさひこ

カインズホームで開催されている太陽光の催事に行けばピンポイントで話を聞くことができます。

特徴① 高温の夏場でも強い

※WWB様_太陽光カタログラインナップ仕様ページから出典

Maxarブランドのパネルは大きく

■200w(横1430mm×高さ702mm×厚み35mm)
■370w(横1755mm×高さ1038mm×厚み35mm)

の2種類に分かれています。

カタログに掲載されている変換効率(J-PEC基準)は

■200w:22.8%
■370w:22.5%

となっています。小さいパネルの方が変換効率が高めです。

※Qセルズ様_太陽光カタログから出典

2024年6月現在人気がある、Qセルズの430wパネル(型番:Q.TRON M-G2.4+)の変換効率は22.0%です。

Maxarの200wパネルの場合、Qセルズの新型パネルよりも変換効率が

0.8%高い

ため非常に優秀です。パネルが大きくて変換効率が高いのは一般的ですが、Maxarの場合は

パネルが小さくて変換効率が高い

のが特徴です。

現在はもう市場に出回っていないですが、かつてのパナソニックHITとOEM先が同じであり、高温の夏場に強いという特徴も持ち合わせています。

屋根面全体にパネルを敷き詰めたほうが

遮熱効果が高く

なりますが、選択するメーカーによっては費用がかかります。

例えば、変換効率が高いパネルを20枚並べることができれば、変換効率が低いパネルを25枚並べるよりも

効果が大きい

です。

ここ最近は過積載という言葉が目立つようになり、結構な確率でパワコン容量よりもパネル容量の方を大きく設計しているお家が多いように感じられます。

パネル1枚あたりの変換効率が高ければ、冬場の日射量不足問題も解決に向かいます。そうなると過積載も少なくなるため、販売店としては大いに歓迎です。

まさひこ

マニアックな言葉には過去記事のURLを貼ってあるので確認してみてください。

特徴② 陸屋根設置用架台の取り扱いあり

※WWB様_会社概要から出典

Maxarパネルはメーカー側で陸屋根設置用架台が準備されています。

屋根に対して

穴を空けず

に設置ができるので、防水シートを傷つけたら屋根保証が消えるようなハウスメーカー/工務店で太陽光を検討している方におすすめです。

一般的に陸屋根に太陽光を設置する際は

■単管設置
■置き基礎設置

のどちらかが選択されます。ちなみにここ最近は台風の威力が上がっているため、風の煽りを受けやすい単管設置ではなく置き基礎設置が選択されるケースが多いです。

単管タイプも置き基礎タイプも太陽光メーカーから直接納入されるわけではありません。単管タイプに関してはホームセンター等で単管の購入、置き基礎タイプに関しては石屋で縁石の購入が必要です。

陸屋根架台もメーカーから納入されるということは

機器保証

の面でも好都合です。

架台含めてパネル・パワコン一式をメーカーで統一した場合、機器保証についても問題なく付帯されます。しかし、架台材料を別口から購入した場合については、その架台を取った会社の保証に準じます。ホームセンター等で単管パイプを購入した場合については

保証がない

と思った方が無難です。設置をお願いした販売店で施工保証書が発行されるのであれば非常に良心的です。

まさひこ

他に陸屋根架台をメーカーで出しているのはネクストエナジーです。

特徴③ 自然災害補償がついている

※WWB様_太陽光カタログラインナップ仕様ページから出典

Maxarパネルには

自然災害補償

が付帯されています。

それって一般的ではないの?

と思われる方がいるかもしれません。

私が働いている会社もそうですが、多くの販売店では太陽光メーカーへの保証書申請とは別に自然災害補償を

別会社

に申請しています。日本リビングという会社に申請している販売店が多いです。

太陽光でメーカーに自然災害補償が付帯されているのは

京セラ
マキシオン

の2社です。

蓄電池でメーカーに自然災害補償が付帯されているのは

京セラ
ニチコン ※一部商品
長府工産

の3社です。

まさひこ

いざ販売店が倒産したとしてもメーカー側に保証がついているのであれば安心です。

最後にひとこと

今回は太陽光メーカーである「WWB」について解説しました。

より詳しい説明を希望される方は優良店が多い

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  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 静岡県で太陽光や蓄電池などの個人宅営業をしているマサヒコと申します。太陽光業界は今年で11年目を迎えました。 説明訪問をすると意外に他社が話している内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多いので啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともマサヒコを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

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