静岡市で蓄電池を検討している方から
京セラ製蓄電池であれば約55年間メンテナンスがいらないんでしょ?
と質問がありました。
結論、違います。
ホームページやカタログを見ると、蓄電池バッテリーに関しては
20,000サイクルで約60%を維持
と記載があります。
しかし、蓄電池も太陽光も電気の変換装置である
パワーコンディショナ(以下、パワコン)が原動力
になっているため、このパワコンが停止すると
稼働しない
です。
今回は京セラ製蓄電池 Enerezza Plus(エネレッツァプラス)の寿命について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
Enerezza Plus(エネレッツァプラス)の紹介
2024年1月まではEnerezza(エネレッツァ)という
単機能蓄電池
しか取り扱いがありませんでした。しかし、2024年2月19日にEnerezza Plus(エネレッツァ プラス)という
ハイブリッド蓄電池
を販売開始する旨のリリースが発表されました。
今までの単機能蓄電池はモデルチェンジをして、ハイブリッド蓄電池が新登場しました。現状、単機能とハイブリッドの2種類取り扱いがあるイメージです。
何がどう変わったのかについてはこちらのページを参考にしてください。
いくつかの変更点の中でも特に目を引いたのは、今まで12,000サイクルだった蓄電池バッテリーが
20,000サイクルになった
点です。
サイクルについての解説はこちらのページを参考にしてください。
1日1サイクル計算をした場合、12,000サイクルでは約32.8年だったものが、20,000サイクルでは
約54.7年
という計算になります。
この数字だけ見ると
京セラ製蓄電池は約54.7年もつ
と思われても仕方ないです。
この寿命を全面に押し出して京セラ蓄電池をおすすめしている販売店もあります。
蓄電池バッテリーが高寿命
蓄電池システムは
■蓄電池本体
■蓄電池用のパワコン
で構成されています。
蓄電池本体の中に蓄電池バッテリーが入っています。
上記でいう
蓄電池バッテリーの寿命
が約54.7年です。
蓄電池用のパワコンについては太陽光システム同様、
約10~15年が寿命
と言われています。
仮に54.7年もつとした場合、パワコンを3~6回(3.6~5.5回)交換する必要があります。
ちなみに太陽光システムは
■太陽光パネル本体
■太陽光用のパワコン
で構成されています。
太陽光パネル本体は
約40年前後が寿命
と言われています。
もし京セラが試算した数値通りの寿命と想定した場合、
太陽光よりも蓄電池の方が長生き
ということになります。
発電量の低下率を記録している方もいるので未来が楽しみです。
1日2~3サイクル回る場合は要注意
蓄電池バッテリーの寿命が約54.7年の話に戻りますが、
20,000サイクルで約60%を維持
というのは
1日1サイクルで回した想定の話
です。
■同じ屋根の下、2世帯/3世帯で暮らしている(電力メーターは1つ)
■月々の電気使用量に対して容量が少ない蓄電池を導入した
という場合に関しては1日2~3サイクル回る可能性があります。
この場合、蓄電池バッテリーの寿命は
■2サイクル:約27.3年
■3サイクル:約18.2年
となります。
仮にパワコン交換のタイミングを13年目とした場合、
■2サイクル:2回交換
■3サイクル:1回交換
で全体的な寿命が訪れます。
蓄電池は生活パターンに合わせて容量選択するため、1日に3サイクル回ることは基本的にありません。
最後にひとこと
今回は「京セラ製蓄電池 Enerezza Plus(エネレッツァプラス)の寿命」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。