太陽光発電が脚光を浴びてから約10年強が経過しても
本格的に話を聞いたことがないので説明してほしい
という依頼を受けます。
実際、ネット上で情報収集をしたことがあっても、
販売店(人)から話を聞いた経験がない方
はまだ沢山います。
今回は太陽光発電の基本について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
登場するキーワード

①太陽光モジュール(太陽光パネル)
②接続箱
③パワーコンディショナ(以下、パワコン)
④分電盤
⑤スマートメーター
上記が太陽光発電の基本をお伝えする際に出てくるキーワードです。
太陽光発電を検討する際には必要な情報ですが、
検討が終了(設置終了)したら必要なくなる情報
でもあります。

調べればすぐに出てくる言葉です。
①太陽光モジュール(太陽光パネル)

この太陽光モジュール(太陽光パネル)に太陽の光が当たることによって電気を創ることができます。
太陽光発電は「太陽光パネル」と呼ばれることもあれば
太陽光モジュール
と呼ばれることもあります。
ただ単に
呼び方が異なる
だけです。

基本的には屋根の上に設置します。
②接続箱

これは太陽光の配線を
電圧ごとにまとめる箱
です。
基本的には
外壁
に設置します。
新築の場合は点検口の中に設置することもあります。

次の単元(③)でお伝えするパワコンを屋内設置するのであれば
設置が必要
です。
しかし、パワコンを屋外設置するのであれば
必要ない
です。

回路数によって大きさが異なります。
③パワコン

これは電気の変換装置です。
太陽光パネルが発電した電気は乾電池と同じ
200v
であるため、家で使える100vに変換する必要があります。

設置場所に関しては屋内と屋外のどちらかを選択することができます。
しかし、塩害地へ設置をする場合は
屋内設置のみ
となります。

塩害地の定義は海からの直線距離が500m以内です。
④分電盤

これは新たに取り付けるものではなく、最初から家に設置されているものです。
いわゆる
ブレーカーがついているもの
です。
パワコン(③)で変換された電気は分電盤まで流れ、そこから各部屋に行き渡ります。
ちなみにリビングやトイレと書かれた小さいつまみのことを負荷といいます。

蓄電池の話をする際に負荷の話が出てきます。
⑤スマートメーター

これに関しても新たに取り付けるわけではなく、最初から家に設置されているものです。
電力会社から電気をどれだけ購入したのかを
計測
しています。
外壁もしくはスッキリポールという柱にくっ付いていることもあります。

スマートメーターはデジタル表記で30分に1回使用量を計測しています。
電気の流れ

今まで紹介してきたキーワードを使って解説をします。
①太陽光パネルに太陽の光が当たり
②発電した電気が接続箱を経由して
③パワコンに入り電気が変換される
④上記で変換された電気が分電盤に流れ自家消費をする
⑤余った電気はスマートメーターを経由して電柱に流れ売電
上記が電気の流れです。

大まかに説明すると
①発電した電気を自宅で使う(自家消費)
②使いきれなくて余った分は電力会社に売れる(売電)
というメリットがあります。
具体的には
①:電気代の削減
②:売電収入の確保
が可能です。

この部分に関しては大体メーカーカタログの前半に記載されています。
発電量/売電・買電量/消費量はカラーモニターを通じて知ることができる

■太陽光パネルが発電している分
■発電した電気を自宅で消費した分
■余った電気を電力会社に売った分
に関しては屋内に設置されるカラーモニターで確認することができます。
基本的には
■シャープ:壁の中に埋め込む壁付け型のモニター
■シャープ以外:コンセントを差す卓上タイプのモニター
が基本となっています。

普段目に見えない電気はモニターを通じて確認することができます。
最後にひとこと
今回は「住宅用太陽光発電の基本」について説明しました。
太陽光発電は
①太陽光パネルが発電した電気がパワコンで変換され、それが分電盤まで流れ、各部屋に行き渡り自家消費
②余った電気に関しては電柱を逆流して売電される
という流れを勝手にやってくれます。
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