蓄電池を検討している方から
DERとVPPの違いは何?
と質問を受けました。
それぞれ日本語では
■DER:分散型エネルギーリソース
■VPP:バーチャルパワープラント
と訳されます。
同じページ内でDERとVPPが
同時に説明されていることが多い
ため、似たような用語と思われがちですが違います。
今回はDERとVPPの違いについて解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
DERとは
DERはDistributed Energy Resourcesの頭文字を取った言葉で
分散型エネルギーリソース
と訳されることが多いです。
それぞれが環境のために動いているとしても方向性が異なっていたらバラバラになってしまいます。
これを避けるために、分野ごとに束ねる管理人を設置してこの管理人に指示を出してもらおうという考え方です。
上記でいう管理人の立場を
と呼びます。
このブログで取り扱っている太陽光(・蓄電池・電気自動車)は全体図の中の右下部分に該当します。
日本で主に電気を創っているのは
火力発電所
です。
仮に火力発電所がダウンしてしまうと電力供給がままならなくなるため、多くの家庭についている太陽光発電や蓄電池、電気自動車などの電力を活用し、
火力発電所への依存を分散させよう
という考え方が定着しつつあります。
エネルギーを分散させることがDERの目的です。
VPPとは
VPPはVirtual Power Plantの頭文字を取った言葉で
仮想の発電所
と訳されることが多いです。
発電所を1基建設するには
莫大な費用
がかかるため、空いている屋根には太陽光を設置して家全体を1つの発電所と見立てよう。
そしてその小さな発電所が複数集まれば街全体、もっと言えば国全体が1つの発電所になるよねという考え方ができるため、仮想の発電所と呼ばれています。
このリーフレットの中に
分散型エネルギーリソースをつなげて
というフレーズが書かれています。
これはまさしく先ほどの単元で紹介した
DERをつなげて
と同じ意味です。
街全体、国全体が大きな発電所となり、それが複数集まれば巨大な発電所になります。
空いている屋根への太陽光設置はゼロ円設置が有効です。
未来の姿
政府はVPPの実現に向けてDERの構築をしている現状です。
しかし、DERの構築をするには
蓄電池に溜まっている電気をコントロールすること
が必須となります。
それにはまず蓄電池を
各家庭に導入してもらう
必要があります。
ただ、蓄電池を導入してくださいと言ったところで簡単に導入できるものではありません。
理由は
導入費用が高いから
です。
そこで国は蓄電池の導入を推進するため、
DER/DR補助金
を出しています。
DR実証実験に参画すること
が条件になっていますが、蓄電容量によっては多くの補助金が出ています。
DER/DRに限らず補助金は早い者勝ちであるため、検討している場合は早めの行動を心がけてください。
見積提示が早い販売店は申請も早いことが魅力的です。
最後にひとこと
今回は「DERとVPPの違い」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。