太陽光を検討している方から
0円太陽光はどうなの?
と質問を受ける機会が増えてきました。
0円太陽光は
■屋根貸し
■リース
の大きく2種類に分かれます。どちらを選択するかによってメリット・デメリットが変わります。
私が働いている会社では屋根貸しの方を取り扱っているため、今回は屋根貸し寄りの解説となります。
じゃ、レッツゴー!
0円太陽光とは
0円太陽光は太陽光発電システムの設置にかかる初期費用を事業者が負担し、お客さんにとっては
0円で太陽光発電を導入できる仕組み
のことです。
具体的には、太陽光パネルの設置や工事費用などの初期費用を一時的に事業者が負担するため、お客さんは
設置にかかる費用を一切支払う必要がない
です。
■屋根貸し:自宅の屋根を貸し出し、事業者が太陽光パネルを設置する仕組み
■リース:考え方はローンと同じ
0円太陽光の主なプランは上記の2種類に分けることができます。
0円太陽光は、
初期費用が0円
であることから名付けられていますが、必ずしも
全ての費用が完全に無料
というわけではありません。
設置後の電気料金やリース料金を支払う必要があるため注意が必要です。
0円太陽光を検討する際は、話を聞いているサービスが「屋根貸し」なのか「リース」なのかをよく確認してください。
0円太陽光の仕組み(屋根貸し)
私が働いている会社で取り扱っているのはレネックス電力の
ソーラーメイト
です。ソーラーメイトは
屋根貸し
に該当します。
契約プランは13年のものしかなく、13年が経過すると
太陽光システム一式が無償譲渡
されます。
レネックス電力はハンファQセルズが100%出資している会社のため、ソーラーメイトを契約した場合に設置をするメーカーはQセルズのパネルとなります。
通常、費用を出して太陽光システムを設置する際は
■売電収入はすべて自分のもの
■電力会社を変更する必要はない
という特徴があります。
しかし、ソーラーメイトの場合は
■売電収入はレネックスのもの
■太陽光パネルが発電した自家消費分に関してはレネックスに支払い
となります。
そのため、現在東京電力と電気の契約をしている場合は、東京電力+レネックス電力の2社と契約を結ぶことになります。
レネックス電力はあくまで太陽光パネルが発電した自家消費分のみが対象となるため、東京電力のように基本料金はかかりません。
同じ屋根貸しでもルールが異なる場合があります。
0円太陽光のメリット・デメリット
メリットは大きく
■初期費用を抑えて太陽光発電システムを導入できる
■環境に優しい再生可能エネルギーの利用ができる
の2つです。
やはり初期費用がかからないので、
■ローン審査で引っかかった
■現金がない
という方でも設置ができるのが魅力的な点です。
また日中自家消費している分に関しては電力会社から購入した電気ではなく、太陽光パネルが創った電気を使用しているため再エネ促進賦課金が抑えられるというのも大きいです。
デメリットは大きく
■屋根の状態や方角、日照条件などによって設置ができない場合もある
■契約期間や条件が各会社で異なる
の2点です。
上記はソーラーメイトの契約条件です。
基本的には2000年以降に建った家が対象であるため、
築24年未満が対象
となります。設置費用が0円だからといってすべての家に設置ができるわけではありません。
また、自家消費分の電気料金支払い+売電収入で屋根貸しシステムの生計を立てているため、あまり発電しない環境には設置をすることができません。
冒頭でソーラーメイトは
契約期間が13年である
とお伝えしました。
契約期間に変わりはないですが、発電量が多い地域か少ない地域かによって
電力単価
が異なります。
例えば南片流れで陽当たり良好であれば特に問題ありませんが、西あるいは東片流れで隣に3階建ての建物がある場合には不利となります。
購入型ではなく0円太陽光だとカタログ自体がない会社も存在します。メンテナンスに備えてカタログがある会社を選択するようにしてください。
最後にひとこと
今回は「0円太陽光」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
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