【大阪ガスがサービス展開しているスマイルーフについて解説】条件が限りなく緩いゼロ円太陽光

御殿場市でゼロ円太陽光を検討している方から

大阪ガスがやっているスマイルーフっていいの?

と質問が来ました。

検討している方が何を重視しているかでおすすめポイントが変わりますが、スマイルーフは

①自家消費分の購入電気単価が29円/kWh
②年齢制限がない
③枚数制限がない
④電力会社が自由

といった特徴があります。

今回はスマイルーフについて解説していきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

スマイルーフの運営会社

※大阪ガスマーケティング様_ホームページから出典

■本社所在地:大阪市中央区平野町四丁目1番2号
■設立:2019年10月1日
■資本金:1億円〈大阪ガス 100%出資〉
※大阪ガスマーケティング様_会社概要から引用

スマイルーフは大阪ガスの完全子会社である

大阪ガスマーケティングが行っているサービス

です。

大阪ガスが100%出資している会社であるため、売り上げが傾いてもすぐに撤退する可能性が限りなくゼロに近いです。

ちなみに本体である大阪ガスの会社概要は下記の通りです。

■本社所在地:大阪市中央区平野町四丁目1番2号
■設立:1897年4月10日
■資本金:1,321億6,666万円
※大阪ガス様_会社概要から引用

関西地方では知らない人がいないほどの

有名ガス会社

です。

まさひこ

知らない新電力ではありません。

スマイルーフの仕組み

※大阪ガス様_スマイルーフ説明ページから出典

太陽光システムを導入すると、

①発電した電気を自家消費
②余った電気は売電

という流れになります。

今回のスマイルーフのスキームでは

①:自家消費分は29円/kWhという単価で購入(次の単元で説明)
②:大阪ガスマーケティングが回収

というルールになります。

このルールで15年経過すると、

太陽光システム一式が無償譲渡される仕組み

になっています。

ちなみに設置されるパネルは

ハンファ製

です。

まさひこ

一般的なゼロ円太陽光サービスと考え方は同じです。

スマイルーフのメリット① 自家消費分の購入単価が29円/kWh

今までゼロ円太陽光サービスを行ってきた会社は

①お客さん側が自家消費した分の電気量をお支払いしていただくことで先払いした費用の回収
②売電収入に関しては会社で回収

の2本柱で太陽光を無料設置してきた元を取っていました。

契約期間が10年間であれば

自家消費分の購入単価を高めに設定

して早々に回収をする必要があります。

しかし、スマイルーフに関しては

契約期間が15年間

であるため、他のゼロ円太陽光サービスと比べて回収に余裕があります。

そのため、自家消費分の購入単価を

高めに設定する必要がない

という特徴があります。

まさひこ

電力会社の単価とほぼ同じ、あるいは電力会社によってはスマイルーフの設定単価の方が安い場合があります。

スマイルーフのメリット② 年齢制限がない

今までゼロ円太陽光サービスを行ってきた会社は年齢制限を

■60歳まで(T社)
■65歳以下(K社)

と定めていました。

理由は自家消費した分の電気量を支払っている途中に契約者が亡くなると

設置費用を回収できなくなる

ためです。

ほかのご家族様に支払い義務を引き継げば話は丸く収まります。

しかし、ゼロ円太陽光は

登記簿上の家の持ち主がGOサインを出せば(書類を提出すれば)契約完了になる

ため、ほかのご家族様が遠方に住んでいる場合は全く話が通じていないケースがあります。

そのため、いざほかのご家族様に支払い義務の継承を伝えると、高確率で

そんな話聞いていない

と言われます。

(ここから泥沼バトルが始まります…)

スマイルーフの場合は

○歳までという年齢制限がない

ため、

契約者が何歳であっても契約可能

です。

ただ、スマイルーフは現状

既築は対象ではない

です。

新築のみの受付であるため注意してください。

まさひこ

既築が対象になりましたらまたお伝えします。

スマイルーフのメリット③ 枚数制限がない

今までゼロ円太陽光サービスを行ってきた会社は枚数制限を

■最低9枚以上(当時は345wパネルを使用)
■最低3.0kW以上

と定めていました。

理由は太陽光システムが

kWが低くなればなるほど初期費用が割高

になるためです。

太陽光システムで使用するパワーコンディショナ(以下、パワコン)容量についてはこちらのページで解説をしています。

パワコンの中で一番小さい変換容量のものは

屋内の3.0kWタイプ

です。

太陽光パネルの設置容量が増えれば4.0kWタイプ・5.5kWタイプに変更すればいいのですが、3.0kW以下のパネル設置に関しては1.0kWでも2.0kWでも

3.0kWのパワコンを使用する必要

があります。

容量によっては通常の接続箱ではなく、一部の電圧を上げる

昇圧回路つき接続箱を使用する必要

もあります。

そのため、太陽光システムを先行投資で設置しているゼロ円太陽光業者は極力負担を減らすため、無駄な出費がない

3.0kW以上の設置を条件

にしているケースが多いです。

スマイルーフはすでに

多くの工務店・ハウスメーカーと提携

をしており、これから導入件数が増えていく想定をしています。

そのため、

設置容量が少ない物件があったとしても目をつぶれる

とのことです。

まさひこ

良いサービスは改悪する前に使いたいものです。

スマイルーフのメリット④ 電力会社が自由

過去にゼロ円太陽光サービスを提供をしていた

①ほっとでんき(運営元:TRENDE株式会社_東京電力のグループ会社)
②ちゃんとGood!サービス(運営元:京セラ関電エナジー合同会社_京セラ(51%)と関西電力の合弁会社(49%))

については電力会社の指定がありました。

①:TRENDEが提供していた電気料金プラン(オール電化プランはなし)
②:ちゃんとGood!でんきという電気料金プラン(オール電化プランあり)

そのため、他の電力会社で契約をしている場合には

契約を乗り換える必要

がありました。

現状、スマイルーフに関しては電力会社の指定がありません。

昼間に電気を購入する先が太陽光(=大阪ガスマーケティング)に代わるだけで、朝晩に電気を購入する先は今お使いの電力会社のままです。

結果として、電気とガスでおまとめ割引を検討している家庭でも問題なく導入をすることができます。

契約している電力会社が2社あるようなイメージ

ですが、大阪ガスマーケティングのプランに関しては

基本料金がゼロ円

です。

2社あるからといって負担が増えるわけではありません。

まさひこ

昼間に雨が降っていれば大阪ガスマーケティングから購入せず、契約している電力会社から購入します。

最後にひとこと

今回は大阪ガスがサービス展開している「スマイルーフ」について解説しました。

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  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 今まで太陽光の個人宅営業を11年間経験してきたまさひこと申します。現在は今まで培ってきた経験を元に太陽光業界専門のライターをやっています。 個人宅営業をしていた際、説明されている内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多かったため啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともまさひこを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

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