静岡市で太陽光を検討している方から
太陽光なのに全負荷タイプっていう言葉が出てきたんだけどこの会社おかしい?
と質問がありました。
現在ハンファジャパンから出ているQ.READYパワーコンディショナ(以下、パワコン)に関しては、通常MAX1.5kWまでしか取れない非常用電源を
MAX5.9kW
まで取ることができます。
そのため、太陽光の話で全負荷という言葉が出てきてもおかしくありません。
今回はハンファジャパンが出しているQ.READYについて解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
目次
ハンファジャパンは元Qセルズ

ハンファジャパンと言うと
どこのメーカー?
と聞かれることが多いです。
ハンファジャパンに社名が変更になる前は
ハンファQセルズジャパン
でした。

実際、
Qセルズであれば馴染みがある
という方が多い印象です。
最近できたメーカーではありませんので安心してください。

会社の歴史は長いです。
パワコンから取れる非常用電源はMAX1.5kWまで

通常、停電時にパワコンから取れる非常用電源は
MAX1.5kWまで
です。
上記の画像は屋内用パワコンですが、屋外用パワコンでもMAX1.5kWの電気が取れます。
太陽光パネルが瞬間的に1.5kW以上発電していれば、停電時に1.5kWの電源を取ることができます。
非常用電源はどこからでも取れるわけではなく、基本的に
非常用コンセントからのみ
となります。
非常用コンセントは屋内パワコンであれば、
パワコン本体の底面か側面
にあります。
屋外パワコンの場合は、工事店が別途取り付けるため特定の場所は決まっていません。

ハンファジャパンに限らず、どのメーカーであったとしても非常用電源は基本的にMAX1.5kWまでです。
Q.READYのメリット① パワコン1台でスッキリ

Q.READYのREADYは
準備する
という意味を含んでいます。
すでに太陽光システムを導入済みで後から蓄電池を追加する場合、ハイブリッド/トライブリッド蓄電池を選択した場合には
太陽光用のパワコンを蓄電池兼用のものに交換
する必要があります。

しかし、QREADYの場合は後々に蓄電池を追加する場合でも
同じパワコンを使い回すことが可能
です。
蓄電池だけではなく、追加で
V2Hを導入する場合
に関しても同じパワコンで大丈夫です。
ニチコンでいうトライブリッドパワコンと同じ考え方です。

太陽光・蓄電池・V2Hをそれぞれ導入すると、パワコンだけで3台になります。しかし、Q.READYであれば1台です。
Q.READYのメリット② 非常用電源が全負荷でMAX5.9kW取れる

2つ目の単元で、通常のパワコンだとMAX1.5kWまでの非常用電源を
専用コンセントから取れる
と解説しました。
しかし、このQ.READYパワコンを設置すると
MAX5.9kWまで
の非常用電源を全負荷で取ることができます。
停電時にMAXの5.9kWを使用するには、瞬間的に5.9kW以上発電している必要があります。

従来式の非常用コンセントは基本的に
100Vのみしか使えない
です。
しかし、今回紹介している全負荷型の非常用コンセントは停電時に使える電気の量が多いため、
200Vの家電製品も使用可能
です。
具体的にはIHクッキングヒーターやエアコンも使用できます。

非常時にIHが使えたら蓄電池がいらないと考えるお客さんもいます。しかし、蓄電池ではないため悪天候であれば使えません。
全負荷に関しておさらい

今まで「全負荷」というワードは
蓄電池の話をするときだけ
出てきました。
具体的には
■特定負荷:分電盤上の1か所のツマミ(例えばリビングを指定した場合、リビングにあるコンセントのみ蓄電池の電気が使用可能)
■全負荷:分電盤上のすべてのツマミ(家にあるすべてのコンセントから蓄電池の電気が使える)
の2択を選ぶ際に出てきます。

(主に販売店が行う作業ですが)全負荷に切り替えるには一般分電盤(家に元からついている分電盤)とは別に
全負荷対応分電盤を取り付ける必要
がありました。
分電盤を2つ取り付けるとお家によっては圧迫感があります。
しかし、Q.READYの場合は一般分電盤(家に元からついている分電盤)の中に
自動切換開閉器というもの
を取り付けるだけで全負荷になるため
見た目がスッキリ
しています。

家の中の美観を守るには最適です。
最後にひとこと
今回は「ハンファジャパンが取り扱っているQ.READYパワコン」について解説しました。
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