【太陽光発電の移設について解説】目安は設置から40年以内

既存のお客さんの家にメンテナンス訪問した際

この家についている太陽光パネルを息子の家に移設することは可能?

と質問がありました。

結論、可能です。

太陽光パネルの耐久年数は

約40年前後

と言われているため、40年未満であれば問題ありません。

しかし、40年を超えてからの移設は

発電効率がだいぶ下がっている

ことが予想されるのでおすすめできません。

今回は太陽光パネルを移設する際の注意点やポイントについて解説していきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

移設するタイミング

移設するタイミングは人それぞれですが、ここ最近は

自分たちが引っ越すので次の家に持っていきたい

といった理由が大半を占めます。

それぞれ屋根の形が異なるため、

その屋根に合った形で太陽光パネルをつける

ことが効果的です。

しかし、使用してから40年未満だと、まだ使える状態で太陽光パネルを別の方に引き継ぐことになるのでモッタイナイという考えに行きつきます。

太陽光パネルの耐久年数は

約40年前後

と言われています。

電気の変換装置であるパワーコンディショナは

約15年前後で交換タイミングを迎えます

が、太陽光パネルに関してはパワーコンディショナ(以下、パワコン)の約2.5倍の耐久年数があるため非常に壊れにくいです。

太陽光パネルの

法定耐用年数は17年

と言われています。

法定耐用年数は通常使用できる期間のことを指しているため、17年間は不自由なく使える可能性が大です。※パワコンは別

まさひこ

太陽光パネルを廃棄するのは約40年後となります。

移設に関してルールはない

太陽光パネルを移設するとなった際、こうしなければならないといった

ルールは存在しない

です。

しかし、

設置基準

は存在します。

太陽光パネルは

1981年以降に建った建物

であれば設置可能です。

1981年6月1日に建築基準法が改正され、新耐震基準を満たしている建物である必要があります。

建築基準法改正以前だと

強度的な問題

でNGです。

具体的には太陽光パネルが載っていることで全体的に重くなり、地震の影響で屋根が倒壊する可能性があります。

2024年現在の場合、

築43年未満

であれば設置可能です。

まさひこ

屋根以外(カーポート上・土地)であれば築年数問題はありません。

移設先でFIT申請が可能

お家によっては移設することでメリットがあります。

もし移設先の地番で過去一度もFIT申請をした経験がない場合、

FIT申請が可能

です。太陽光パネル一式で費用がかかる部分は

■太陽光パネル
■パワコン

部分です。

移設するということはパネルやパワコンといった費用がかかる部分はすでに用意済みのため、残りの

金具やケーブル費用を負担すれば設置可能

となります。

■移設前の家で10年経過していない場合:移設先で残りの年数、FITの継続が可能
■移設前の家で10年経過している場合:移設先で新単価で10年スタート可能

東京電力の場合、FITが終了したあとの

売電単価は8.5円

です。

しかし、太陽光パネルを移設した先で新たにFIT申請をすると、

16円(2024年度単価)でスタート可能

です。

移設前の家から持ってきたパネル一式と新たに購入したパネル一式を組み合わせることで発電量アップが見込めるため、移設を検討している方はぜひ参考にしてください。

まさひこ

持ってきたパネルと合わせて蓄電池を導入するのも1つの手です。

最後にひとこと

今回は「太陽光パネルの移設」に際して注意点とポイントを解説しました。

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  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 静岡県で太陽光や蓄電池などの個人宅営業をしているマサヒコと申します。太陽光業界は今年で11年目を迎えました。 説明訪問をすると意外に他社が話している内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多いので啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともマサヒコを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

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