FITが終了した方から
売電先をENEOSでんきに変えるのは可能?
と質問がありました。
結論、可能です。
FIT期間中は管轄の電力会社に売るルールになっていますが、期間終了後に関しては基本的に
どこに変更しても問題ない
です。東京電力管轄であればFIT終了後の売電単価は
8.5円に設定
されています。
この8.5円に近い売電単価設定をしている会社であれば特に問題ありませんが、中には約2倍の売電単価設定をしている会社もあります。
売電単価設定が高い会社ほど
■解約するまで縛りがある
■その会社指定の蓄電池を購入する必要がある
といった条件があるため、売電先の選定には十分注意してください。
今回は売電先について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
FIT期間は住宅用/産業用で異なる
FIT期間は
■住宅用(=余剰):10年間
■産業用(=全量):20年間
と定められています。
住宅用と産業用のどちらかを見分ける方法は
太陽光とパワコンの容量
で判別可能です。
太陽光とパワコン容量を比較して低いほうの数値が
■9.9kW未満:住宅用
■10.0kW以上:産業用
です。パワコンを複数台設置している場合は、すべての容量を足してください。
FIT制度が始まってから産業用を申請した方々については終了見込みが2029年頃であるため、まだ先となります。
住宅用に関してはFIT満了を迎える少し前にお知らせが届きます。
東京電力管轄の場合は、上記のような
再生可能エネルギーの固定価格満了のご案内
というタイトルで封書が届きます。
この封書の中に
FIT期間が終了したあとの手続き
について記載があります。
東京電力から他社に切り替える場合については
自らその会社に問い合わせをする必要があります
が、東京電力のまま変更しないとのことであれば特に手続きをする必要がありません。
FITが終了して売電できなくなるわけではありません。
売電先を選ぶ
売電先を選んだら、そのサービスを行っている会社にて
切り替え作業
を行います。
今回は有名どころである
を例に解説します。
①エネオスパワーのトップページ右端にあるタグからご契約・お手続き方法を選択
②ページ下部にあるお申込み・解約方法からお好きな方を選択
③ホームページからのお申し込みの場合は次の画面で必要情報を入力
特にコレといって難しい要素はありません。
単純に「売電先変更」というワードで検索をして引っかかった会社にするのもよし、
■電気を購入している会社に変更
■契約することでオプションがつく会社に変更(例、○○ポイントが2倍など)
といった好みで選択している方もいます。
今回は例としてエネオスパワーを挙げましたが、売電先はご自身が一番良いと思った会社に変えるのがおすすめです。
手続き作業が煩わしい場合は東京電力のままという手もあります。
売電先を変更するのに条件がある場合は注意
申し込み画面からすぐに手続きできるのであれば特に問題ありませんが、会社によっては
■その会社が製造している蓄電池を購入したら売電単価20円
■一度契約したら○か月は解約できない
といった条件が提示されている場合があります。
条件が記載されている場合はまず疑ってください。先ほどの単元で紹介したエネオスパワーのような大手企業であれば特に問題ありませんが、
普段名前を聞かないような会社の場合
はよく調べたうえで決断してください。
選択した会社が安全かどうかに関しては
売電の設定単価
が目安となります。
上記は先ほどの単元で例を挙げたエネオスパワーの売電単価を示した図です。
東京電力管轄の場合は
8.5円/kWが11円/kW
に上がります。
エネオスパワーの場合は、結論
売電単価が2.5円/kWアップ
します。
管轄の電力会社の売電単価を基準にしてプラス3円/kWまでの幅であれば特に条件がある会社は見受けられません。
しかし、
プラス5円/kW以上の差が出ている場合
に関しては要注意です。
売電ができる会社は目まぐるしく変わるので、そのタイミングで選択できる会社が異なります。
最後にひとこと
今回はFIT期間が終了した方向けに「売電先」についての解説をしました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
嵐のように3~5社から一斉に連絡が来るタイナビ/グリエネとは異なり
専任のアドバイザーがついて情報を集約してくれる
サイトもあります。
各販売店との対応が煩わしい方であれば専任のアドバイザーがつく比較サイト(ソーラーパートナーズ)が断然おすすめです。