【太陽光の設置タイプについて解説】新築で多いのが屋根一体型/既築であれば後付けのみ

新築の屋根に太陽光を検討している方から

屋根一体型と後付けタイプではどちらの方が有利なの?

と質問を受けました。

結論、どちらもメリット/デメリットがあるため、どちらであれば有利という回答ができないです。

簡単に言うと

■屋根一体型:見た目が綺麗な反面、メンテナンスが厄介
■後付け型:メンテナンスがしやすい反面、工事費が高くなりやすい

が挙げられます。他にもメリット/デメリットが存在します。

今回は後々後悔しないためにも、太陽光の設置タイプについて解説していきます。

まさひこ

じゃ、レッツゴー!

屋根一体型

※シャープ様_太陽光カタログNU-65K5H紹介ページから出典

屋根一体型については名前の通り

■家の屋根
■太陽光パネル

が一体型になっているタイプのことを指します。

家を建てている段階でないと太陽光パネルの設置ができないため、

既築の場合は選択できない

施工方法です。

メリット
■見た目が綺麗
メンテナンススペースを狭めに設定できるので効率的に発電ができる
■屋根とパネルの間に鳥が入り込むスペースが無く、パネル裏のケーブルを噛み千切られる心配がない
■配線を隠蔽できる
■地域によってはZEH補助金を受けることができる

デメリット
■パネル交換=屋根交換のため費用が高くなる
■ハウスメーカー/工務店指定のメーカーしか設置できない
遮熱効果が弱い
■パネル1枚あたりの発電量/発電効率が低い
■固定資産税がかかる

よく意外と言われるのがデメリットの中にある

固定資産税

の部分です。

この後紹介する後付けタイプであれば、好きなタイミングで太陽光パネルの脱着が可能であるため動産扱いとなります。

しかし、屋根一体型の場合は屋根と運命共同体であり、基本的には取れないと判断されるため

不動産扱い

となり、固定資産税がかかります。

いくらかかるのかはお家によって異なるため専門家に確認してください。

まさひこ

ハウスメーカー/工務店から説明されなかった場合は要注意です。

後付け型

後付け型は屋根が完成してから、

■金具・レール
■太陽光パネル

を取り付けるタイプです。

メリット
■希望のメーカーが設置できる
■パネル1枚だけ交換といった細かい作業ができる
■取り外しが容易であるため屋根塗装が可能
■屋根が二重構造になるので遮熱効果を感じられる
■パネル1枚あたりの発電量/発電効率が高い

デメリット
■屋根に穴を空けるため雨漏りリスクがある(金属屋根の場合を除く)
■配線が露出になる(屋根構造によっては隠蔽可能)
■強風の地域では設置不可

新築で後付け型を選択することはないのでは?

と思われがちですが、新築であっても後付け型を導入しているハウスメーカー/工務店は多いです。

理由としては何かしらの不具合が起こった際に

どの協力会社の範疇なのか

を明確にするためです。

CMを打ち出しているような大手ハウスメーカーであれば自社工場で生産している部品があるため、責任の所在がすべて

そのハウスメーカー

になります。

ローコストを打ち出している街のハウスメーカー/工務店の場合はすべて自社手配が難しいため、大手ハウスメーカーよりも協力会社の数が多く、何かが起こったら

その会社が直接対応をする

といった方式を取っています。(すべてのローコスト住宅がそうとは言っていません)

まさひこ

家の保証が消える可能性があるので、太陽光検討時はハウスメーカー/工務店に事前確認してください。

最後にひとこと

今回は「太陽光の設置タイプ」について解説しました。

より詳しい説明を希望される方は優良店が多い

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  • この記事を書いた人

まさひこ

ご訪問いただきありがとうございます。 静岡県で太陽光や蓄電池などの個人宅営業をしているマサヒコと申します。太陽光業界は今年で11年目を迎えました。 説明訪問をすると意外に他社が話している内容が間違っていたり、太陽光=悪と伝わっているケースが多いので啓蒙活動も兼ねてブログを開設しました。 よく出る質問や太陽光業界のニュース、大手解説サイトでは語られない真実をまとめていくので少しでも検討の力になれたら嬉しいです。 今までに「販売店から出た見積額が適正かどうか調べてほしい」「どのような質問をしたら優良店と見抜けるのか」といった質問をメールでいただきました。 zoomでの説明も可能なため、是非ともマサヒコを有効活用してください。すぐ下のメールボタンかお問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

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