蓄電池の説明で訪問をすると
テスラ製蓄電池がいい
という声が多くなってきました。
テスラ製蓄電池は
スタイリッシュな見た目で容量が13.5kWh
であることが魅力的です。
しかし、
工事費が高い
といった声があるためあまり普及していない現状です。
今回はテスラ製蓄電池について解説していきます。
じゃ、レッツゴー!
テスラの会社概要
■本社所在地:アメリカのテキサス州オースティン
■設立:2003年7月1日
■CEO:イーロン・マスク
※wikipedia様_テスラ会社概要から出典(2024年7月現在)
テスラは
電気自動車メーカー
です。
電気自動車のほかにプラグインハイブリッドも取り扱っています。
子会社にソーラーシティ社があり、この会社では
太陽光発電システムを開発
しています。ソーラーシティ社で開発した太陽光を主に設置しているのはテスラ社です。
手広くやっています。
蓄電池について
私がよく契約をいただく蓄電池は
■オムロン(長州産業):9.8kWh
■ダイヤゼブラ電機:7.04kWh
■ニチコン:9.9kWh
■長府工産:7.4kWh
の4メーカーで容量は7~10kWhの間です。
本体価格が高くなるため、補助金が絡まない限り10.0kWh以上の蓄電池が選ばれることはあまりありません。
今回紹介しているテスラ製の蓄電池は
1台で13.5kWh
の実力があります。停電時の出力は5.0kWです。
パワーウォールと呼ばれる本体の中に
パワーコンディショナ(以下、パワコン)が内蔵
されています。
よく卒FITした方向けに広告が出ていますが、このテスラ製蓄電池は
単機能型
です。ハイブリッド型ではないため、太陽光のパワコンと兼用することはできません。
テスラにはハイブリッド型の用意がありません。(2024年7月現在)
価格について
テスラ製蓄電池はよく、本体価格は安いが
工事費が高い
と言われます。
理由はテスラの見積価格試算ページに
価格が掲載されていること
が関係しています。
大手メーカーの蓄電池の場合、カタログ後半の仕様表部分にメーカー小売価格が記載されています。
上記はオムロン製蓄電池のメーカー小売価格の表(一部抜粋)です。
オムロン9.8kWhのハイブリッド全負荷(KPBP-A-SET-HYB98-T)の定価は
税抜4,620,000円
します。工事費は別です。
本体価格がこれだけ高いと販売店は工事費を安くして、本体価格を市場平均まで下げれば
利益の確保
が可能です。
しかし、テスラ製蓄電池は見積価格試算ページに
1台税込1,210,000円
と記載があるため、販売店は本体価格を税抜1,100,000円以上に
設定することができない
です。
代わりに工事費を高くしてこちらで利益確保をする必要があるため、どうしても
工事費の割合が大きく
なります。
テスラ社のホームページ上に本体価格が掲載されていると販売店がおすすめしにくいということで、今後は
価格の記載を無くす
方向で動いていると商社から話がありました。
ちなみにテスラ製蓄電池の仕入れ値は1台(13.5kWh)税抜1,040,000円と聞いているので、提示価格は
税抜1,640,000円前後であれば妥当
です。
ほかのメーカーの蓄電池仕入れ値についてはこちらを参照してください。
工事費を入れても、13.5kWhで税抜164万円であれば魅力的です。
販売店について
テスラ製蓄電池についてはどこの販売店でも取り扱えるわけではなく、テスラ社から
公認を受ける
必要があります。
公認されている販売店についてはテスラ社の該当ページから検索をすることが可能です。
検索をすると太陽光・蓄電池の販売店だけではなく、
ハウスメーカー/工務店もヒット
します。販売店の場合は少ないですが、ハウスメーカー/工務店の場合は
中間マージンが高め
に設定されている可能性があります。
販売店だから安心
ではなく、該当ページの中でもアイミツを取るようにしてください。
1社検討は絶対に避けてください。
最後にひとこと
今回は「テスラ製蓄電池」について解説しました。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。